当然の一服ー2023年11月7日の日本株

11月7日の日本株

11月7日の日本株は、寄り付き下げて始まった後、ずるずると下げ幅を終日広げる展開となり、日経平均株価の終値は前日比436円66銭安の32271円82銭でした。
TOPIXも大きく下落しましたが、東証グロース市場250指数はほんのわずかながらプラスで終えています。

値上がり銘柄1391に対し値下がり銘柄2576と値下がり優勢、年初来高値更新銘柄は79、年初来安値更新銘柄は8でした。

ADA指数は32.8%となり、前日の38.0%から低下しました。保有株で弱い動きのものは早めに売却し、今後の押し目に備えてポジションを少し軽くするよう心掛けました。

形の良いものに絞るべきか

個別銘柄をみると、本日は値動きがまちまちでしたが、昨日25日移動平均線を超えたと思ったら本日すぐに割り込んでしまう銘柄も多く、強い銘柄と弱い銘柄の差が目立つ感じがします。

本日弱い銘柄の多くは、25日移動平均線を超えてはいるものの、25日移動平均線自体が下向きになっているケースが多いように感じました。個人的には、小型成長株で、久しぶりに25日移動平均線を超えたものは、強気の買いを試みましたが、本日の動きを見る限りではまだ底打ちと決めるには早いように思えました。

私は買いませんでしたが、昨日新規で買った銘柄がある方は、それらの多くは本日の下落で含み損を抱えてしまっていると思います。やはり三空(3つ窓を開けて上昇)で急騰したパターンは、そこから多少なりとも下落するのが本線なので、本日の下落は個人的には当然の一服とみます。

基本は強い銘柄の押し目買いなのですが、下がり続けていた成長株の中には底打ちから大きく反発するものも出てきそうな雰囲気なので、それらを両にらみのうえ、できるだけ安くなった(押し目を付けた)ところを狙っていきたいと思います。

今日の日経平均株価が大幅安だったにもかかわらず、東証グロース市場250指数がほぼ変わらずで引けていますから、底打ちからの反転上昇を引き続き期待したいです。

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足立武志
1975年神奈川県生まれ。足立公認会計士・税理士事務所代表、株式会社マネーガーディアン代表取締役。株式投資・資産運用に精通した足立公認会計士・税理士として、個人投資家への有益な情報発信に努めている。

10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。

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