日経平均株価上昇も上値重いー2024年12月10日の日本株

12月10日の日本株

12月10日の日本株は、寄り付き上昇して始まった後は上値の重い展開となり、日経平均株価の終値は前日比207円08銭高の39367円58銭でした。
TOPIXも上昇しましたが、東証グロース市場250指数は下落しました。

値上がり銘柄1915に対し値下がり銘柄2024とほぼ拮抗、年初来高値更新銘柄は34、年初来安値更新銘柄は12でした。

ADA指数は36.4%となり、前日の37.6%から少し低下しました。株価が下落した保有株を一部売却したことなどによります。基本的に戦略変更等はしていません。

全面高を期待しての買い仕込み

個別銘柄をみると、引き続き上昇トレンド銘柄と下降トレンド銘柄がほぼ半々といった状況で、日々の騰落銘柄数もおおむね値上がり銘柄数、値下がり銘柄数が同じくらいです。日経平均株価も9月以降横ばいの状況ですが、いつかはこの均衡が破られることになります。

日経平均株価が9月から続く横ばい相場の上限を超えたところが新規買いのセオリーですが、おそらくそこまで待つと遅いと思われますので、現時点で上昇トレンド銘柄をある程度買い仕込んでおき、横ばい相場の上限を超えた時点では含み益を抱えたポジションを保有できている、というのが理想的な形です。

逆に、株価が下落した場合はルール通り保有株を売却、損切りしていけばよいだけで、ボックス圏を上に抜けるか下に抜けるか分からないうちは、決め打ちせずどちらに動いても対応できるようなポジション作り、ルール作りが必要です。

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足立武志
1975年神奈川県生まれ。足立公認会計士・税理士事務所代表、株式会社マネーガーディアン代表取締役。株式投資・資産運用に精通した足立公認会計士・税理士として、個人投資家への有益な情報発信に努めている。

10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。

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