今日の日本株(2016年3月29日)

<今日の日本株>
3月29日の日本株は若干の反落となり、日経平均株価は30円84銭安の17103円53銭で終えました。ただ、3月決算銘柄の配当権利落ちによる約130円の影響を考慮すると、実質的には100円ほどの上昇でした。
今日の値上がり銘柄数と値下がり銘柄数はほぼ拮抗していましたが、中小型株・新興市場銘柄に値を飛ばすものが目立ち、私の保有株の含み益も大きく増加しました。配当権利落ち日にしては、個別銘柄の多くはかなり強い株価の動きだったといえます。
今日のADA指数は、新規買いおよび空売り買戻しなどにより、61.8%(前日は56.1%)まで上昇しました。新たな新規買いは抑えているつもりなのですが、想像以上に強い銘柄が多かったので、気づいたらADA指数60%超えになってしまいました。

<ついにマザーズ指数1000ポイント超え>
本日、マザーズ指数は1000ポイントを超えました。日経平均株価がモタモタするなか、マザーズ指数は昨年7月の水準まで戻したことになります。
実は、アベノミクス相場開始後、マザーズ指数は1000ポイントを少し超えたあたりで何度も頭打ちとなっていて、1000ポイントを明確に超えることができていません。
今回は実に4回目のチャレンジとなりますが、マザーズ指数の高値追いは間違いなく個人投資家にとってプラスですから、ぜひとも成し遂げてもらいたいものです。

<高水準の騰落レシオには念のため注意>
25日騰落レシオは3月28日には129.4%に達しており、警戒水域に突入しています。とはいえ、上昇トレンドにある保有株を売らなければいけないというわけではありません。騰落レシオが警戒水域のまま高止まりし、株価の上昇がさらに続く、というケースもあるからです。
保有株はそのまま持ち続けつつ、ここからの積極的な新規買いはできるだけ控えるというスタンスがよいでしょう。

足立武志
1975年神奈川県生まれ。足立公認会計士・税理士事務所代表、株式会社マネーガーディアン代表取締役。株式投資・資産運用に精通した足立公認会計士・税理士として、個人投資家への有益な情報発信に努めている。

10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。

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