下げ止まるか、下落続くかー2024年7月19日の日本株と今週の投資戦略

7月19日の日本株

7月19日の日本株は、寄り付き安く始まり、その後プラス圏に復帰する局面もあったもののその後は再び軟調となり、日経平均株価の終値は前日比62円56銭安の40063円79銭でした。
TOPIXも下落、東証グロース市場250指数は2%を超える大幅安となりました。

値上がり銘柄1324に対し値下がり銘柄2682と値下がり優勢、年初来高値更新銘柄は26、年初来安値更新銘柄は19でした。

ADA指数は38.9となり、前日の50.7%から大きく低下しました。株価下落により保有株の売却を進めたことによります。

この水準で踏みとどまれるか

個別銘柄をみると、スルガ銀行(8358)など高値更新となったものもありますがだいぶ数は減りました。全体で見ても、25日移動平均線を割り込む銘柄が4割ほどまで増加していています。
それでも上昇トレンドを維持していて、崩れていない銘柄も数多くあるため、あくまでも個別銘柄ごとのトレンドを確認したうえで、保有するかどうかを判断するのがよいと思います。
ここ最近の半導体関連株もそうですが、ひとたび下げ始めると大きいのが株の特徴ですから、下げる前の段階から、どこまで下がったら売るのか、もしくは売らずに我慢するのかを決めておき、いざ下げた時に慌てないようにしておきたいものです。

週末のアメリカ株安を受け、日経平均先物は25日移動平均線を明確に割り込む水準まで下がっていますが、この水準で踏みとどまれるか、もしくはさらに下がってしまうのかをよく観察しつつ、個別銘柄ごとの株価のトレンドに逆らわないようにして、大きな損失を被らないようにしたいものです。

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足立武志
1975年神奈川県生まれ。足立公認会計士・税理士事務所代表、株式会社マネーガーディアン代表取締役。株式投資・資産運用に精通した足立公認会計士・税理士として、個人投資家への有益な情報発信に努めている。

10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。

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