反発がどこまで続くかー2023年10月6日の日本株と今週の投資戦略

10月6日の日本株

10月6日の日本株は、前日終値を挟んだ値動きとなり、日経平均株価の終値は前日比80円69銭安の30994円67銭でした。
TOPIX、マザーズ指数は小幅に上昇しました。

値上がり銘柄2621に対し値下がり銘柄1356と値上がり優勢、年初来高値更新銘柄は19、年初来安値更新銘柄は27でした。

ADA指数はマイナス19.4%となり、前日のマイナス30.4%からマイナス幅が縮小しました。株価反発に伴い、新規買い、いったん売却した銘柄の買い直し、空売りの買戻しを行ったことなどによります。ここからさらに株価が反発した場合、マイナス幅はさらに縮小し、反発が進めばプラス域に戻ることになります。

買うなら早い方が良い

個別銘柄をみると、高値更新銘柄も少ないですが安値更新銘柄もだいぶ少なくなり、先週水曜日でいったんの底打ちをつけたといえます。
しかし、日経平均株価は25日移動平均線よりかなり下にありますし、個別銘柄も25日移動平均線を超えているのは全体の2割にも満たない状況です。

一方、この反発がどこまで続くか分からないというのも事実ですので、買うならできるだけ早い方が良いと思います。もし日経平均株価が25日移動平均線を復帰してから本格的に買おうとすると、その近辺で株価が頭打ちとなった場合、損切りを余儀なくされる可能性が高いです。

個別銘柄で25日移動平均線を超えているのはまだ2割に満たないとはいえ、裏を返せば2割弱は上昇トレンドということですし、10月4日に比べれば、25日移動平均線超えの銘柄はほぼ倍増しています。日経平均株価に比べていち早く上昇トレンドとなっている強い銘柄を今のうちに買っておけば、例えば日経平均株価が25日移動平均線に達したころには含み益が生じているでしょうから、そこでマーケット全体が頭打ちになり、持ち株を売る状況になったとしても、利食いで終われる可能性が高まるはずです。

アメリカの金利が上昇、インフレ率も高止まりしているという、株価には逆風の状況が続いているわけですから、適当なタイミングで買って持ち続けていれば良いということにはなりません。できるだけリスクの少ないタイミングでの買いを心掛けたいものです。

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足立武志
1975年神奈川県生まれ。足立公認会計士・税理士事務所代表、株式会社マネーガーディアン代表取締役。株式投資・資産運用に精通した足立公認会計士・税理士として、個人投資家への有益な情報発信に努めている。

10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。

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