5月24日の日本株
5月24日の日本株は、日経平均株価が寄り付きから下落し、その後も軟調な展開となりました。日経平均株価の終値は前日比275円09銭安の30682円68銭でした。
TOPIX、マザーズ指数も下落しましたが、下落率は日経平均株価より小さく収まりました。
値上がり銘柄1654に対し値下がり銘柄2236と値下がり優勢、年初来高値更新銘柄は53、年初来安値更新銘柄は36でした。
ADA指数は25.8%となり、前日の32.4%から低下しました。株価下落に伴い保有株の売却をしたのと、打診的に空売りを実行したことによります。現時点で、純粋な空売りのポジションも結構残っています。
天井か、押し目か
個別銘柄をみると、年初来高値更新銘柄がだいぶ減少し、多くの銘柄が目先の天井を付けた感があります。日経平均株価も明確に下落し、株価チャートも一旦の天井を付けたように見える形です。
ただ、このような形を付けた後、切り返して反発するケースもあれば、ずるずる下がり続ける形もあります。したがって、現時点で先日の高値が天井なのか、あるいは今の下落は押し目を形成しているだけであり、しばらくすれば再び高値更新を目指すのかは、分かりません。
ですから、分からないという前提で行動を決めるしかありません。あとは自身がリスクをどのくらい取れるかです。私であれば、25日移動平均線を割り込んだ銘柄は売却する一方、例えば5日移動平均線割れで半分売却した銘柄が再度5日移動平均線超えを果たしたら買い直すなど、弱い銘柄と強い銘柄とで、取るべき行動を分けています。
なぜなら、もしここから再び高値突破を目指すのであれば、今の時点ですでに上昇トレンドが明確な銘柄の方がより上がりやすいでしょうし、ここから下落を続けるのであれば、今の時点ですでに移動平均線割れとなっている銘柄の方がより下がりやすいと考えられるからです。もし全面高だったらポジションも膨らませますし、全面安だったら空売りを強く入れるのですが、今は高安まちまちのため、強い銘柄には買いを入れ、弱い銘柄は保有せず、銘柄によっては空売りを実行する、というようにしているのです。
無論、「すでに天井を付けてここから下がる」とか「今は単なる押し目で再度高値更新する」と決めつけてポジションを構築すれば、それが当たったときに大きな利益を得ることができますが、外れれば大きな損失を被ることになります。私自身、大きな失敗を避けることを第一に動いているので、今のような強い銘柄と弱い銘柄が混在し、かつ株価が天井を付けたかもしれないようなときは、強い銘柄のみを保有することで、上昇したらよし、下落しても強い銘柄なのでダメージを小さくすることができる、という考えで行動しています。
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