久しぶりの反落ー2023年5月23日の日本株

5月23日の日本株

5月23日の日本株は、寄り付き高く始まり、日経平均株価は31300円台に達したものの、昼過ぎから急落してマイナス圏となりました。終値は前日比129円05銭安の30957円77銭でした。
TOPIX、マザーズ指数も下落しました。

値上がり銘柄1046に対し値下がり銘柄2945と値下がり優勢、年初来高値更新銘柄は267、年初来安値更新銘柄は40でした。

ADA指数は32.4%となり、前日の30.0%から上昇しました。株価下落で売却した持ち株もありましたが、新規買いもいくつか行ったため、ポジションは少し増加しています。

高値掴みには要注意

個別銘柄をみると、三菱重工業(7011)など高値更新となる銘柄も相当数ありますが、多くの銘柄は寄り付きが高値で大きな陰線を引いていたり、長い上ヒゲを付けて下がっていたりと、いったんの天井をつけてもおかしくない形になっています。

また、25日移動平均線を割り込む銘柄も多く、決して全面高になっていない点、弱い銘柄は日経平均株価が少し下がっただけでも大きく下がってしまう可能性が高い点は注意が必要です。

例えば23日の寄り付きで買ったとすると、おそらくかなり多くの銘柄が寄り付きから下がって含み損を抱えているはずです。中には寄り付きから1日で5%以上下がっているものも少なくありません。
要は、買うタイミングが悪く、高値掴みしてしまうと、それだけで1日、2日で5%、10%の損失は当たり前になってしまうということです。

それを避けるためには、今回のように日経平均株価の25日移動平均線からの乖離が6%、7%に達しているときに大量に買わないこと、買うタイミングを分散させることが重要です。

もし、今までの上昇で、保有株が含み益を抱えている状態で、23日の寄り付きでリスク覚悟でほしい銘柄を多少追加する、という程度であれば、損失は発生しますが保有株の含み益で十分カバーできると思います。しかし、完全に上昇に乗り遅れていて、23日の寄り付きに慌てて大量に買った、という場合は、すでに1日で数%、銘柄によっては5%、10%といった含み損を抱えてしまいます。

これは、23日の寄り付きに慌てて大量に買わなければ防げることです。株価が上昇を続けると、「乗り遅れたくない!!」と慌てて飛び乗ろうとする個人投資家が増えますが、得てしてそこが当面の高値だったりします。
乗り遅れた、と思ったら無理せず次のチャンスを待つくらいのゆとりを持った方が、長い目で見れば大きな失敗を避けることができると思います。

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足立武志
1975年神奈川県生まれ。足立公認会計士・税理士事務所代表、株式会社マネーガーディアン代表取締役。株式投資・資産運用に精通した足立公認会計士・税理士として、個人投資家への有益な情報発信に努めている。

10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。

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