27500円どころをどちらに離れるかー2023年2月2日の日本株

2月2日の日本株

2月2日の日本株は、前日終値近辺での小動きとなり、日経平均株価の終値は前日比55円17銭高の27402円05銭でした。
TOPIXは下落、マザーズ指数は小幅高でした。

値上がり銘柄1520に対し値下がり銘柄2347と値下がり優勢、昨年来高値更新銘柄は48、昨年来安値更新銘柄は6でした。

ADA指数は36.8%となり、前日の45.8%から低下しました。移動平均線割れの銀行株の売却など、株価下落となった銘柄の売却を進めたことによります。株価が今の膠着した水準から下に抜けてもよいように、ポジションをあまり重くしないようにしています。

日経平均株価・27500円から上か下か?

個別銘柄をみると、クリアル(2998)が高値更新となるなど、強い銘柄も多いのですが、銀行株や商社株などのように頭打ちから下落となっている銘柄も多く、銘柄により値動きはバラバラ、という状況です。

昨日で日経平均株価が27500円どころで停滞して7営業日になります。27500円を超えると売りに押され、上抜けることのできないことが続いています。

これを、頭打ちとみるのか、次の上昇へ向けてエネルギーを蓄積しているのかは分かりませんし、下手に予想すると予想が外れた場合の痛手が大きくなります。

したがって、上・下どちらに向かうか分からないときは、どちらかに向かってからポジションを再構築ないし積み増していけばよいのです。
予想が当たり続けることはないですし、一度予想が外れると、塩漬け株を作る原因ともなります。また、足元のマーケットはプラス材料とマイナス材料が混在しているので、なおのこと今後どのような動きとなるかは予測がつきません。

私は、27500円どころを下方向へ動いたら空売りの積み増し、上方向へ動いたら買いの積み増しを考えています。今保有している銘柄は、上昇トレンドが継続する間は持ち続けるつもりです。

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足立武志
1975年神奈川県生まれ。足立公認会計士・税理士事務所代表、株式会社マネーガーディアン代表取締役。株式投資・資産運用に精通した足立公認会計士・税理士として、個人投資家への有益な情報発信に努めている。

10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。

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