日経平均株価頭打ちが続くー2023年2月1日の日本株

2月1日の日本株

2月1日の日本株は、大幅高で寄り付いた後は売りに押される展開となり、日経平均株価の終値は前日比19円77銭高の27346円88銭でした。
TOPIXは小幅安、マザーズ指数は上昇しました。

値上がり銘柄1966に対し値下がり銘柄1888とほぼ拮抗、昨年来高値更新銘柄は118、昨年来安値更新銘柄は2でした。

ADA指数は45.8%となり、前日の44.0%から少し上昇しました。新規買い銘柄、売却銘柄、新規空売り銘柄などありましたがトータルのポジションからみて少し膨らんだという状況です。

決算発表後の乱高下が目立つ

個別銘柄をみると、クリアル(2998)、伯東(7433)、パルグループホールディングス(2726)が高値更新となるなど、強い銘柄も結構ありました。一方、決算発表をきっかけに大きく値を崩す銘柄もあり、決算発表シーズンの株価乱高下が継続しています。2月15日あたりまではこのような乱高下が起こりやすくなっているので、例えば決算発表直近の銘柄をむやみやたらに新規買いしない方が無難です。

日経平均株価は27500円どころの壁を1週間以上突破できずにおり、もしここから株価が下方にだれてくるようであれば、警戒が必要と感じます。
25日騰落レシオも127.6%まで達していて、少なくとも全面高はなかなか望めない展開です。上昇トレンドの銘柄は保有を続けつつ、決算発表で急騰したものについては一部利食いを入れるなど、利益の実現を目指すのがよいのではないかと思います。

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足立武志
1975年神奈川県生まれ。足立公認会計士・税理士事務所代表、株式会社マネーガーディアン代表取締役。株式投資・資産運用に精通した足立公認会計士・税理士として、個人投資家への有益な情報発信に努めている。

10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。

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