3月4日の日本株
3月4日の日本株は、ロシアがウクライナの原発を攻撃したとのニュースを嫌気し、大きく下落しました。日経平均株価は寄り付き直後から急落して26000円を割り込み、2月下旬の直近安値を一時割り込みました。終値は前日比591円80銭安の25985円47銭でした。
TOPIX、マザーズ指数も大きく下落しました。
値上がり銘柄569に対し値下がり銘柄3410とほぼ全面安の展開、昨年来高値更新銘柄は28、昨年来安値更新銘柄は154でした。
ADA指数は47.1%となり、前日の65.9%から大きく低下しました。株価の大きな下落により移動平均線割れとなった保有株を売却したほか、意識的に保有株を減らし、さらなる下落に備えました。
強い銘柄はまだ意外と残っている
個別銘柄をみると、全般の下落に押されはしたものの、伊藤忠商事(8001)、丸紅(8002)、日本郵船(9101)、商船三井(9104)、川崎汽船(9107)など高値更新となった銘柄もありました。
昨年来安値更新銘柄が154も出ていますし、日経平均株価は直近安値を割り込んでいますので、全般はかなり弱い動きです。ただし、商社株、海運株、資源・エネルギー関連株や非鉄金属株などは底堅い動きで上昇トレンドをキープしているものが目立ちます。
日経平均株価が直近安値割れとなったことで、さらなる下落に警戒ですが、上記のように強い銘柄も結構あるため、投資対象さえ間違わなければ、日経平均株価の大きな下落ほどのダメージは喰らわずに済んでいるのではないかと思います。
マザーズ指数も25日移動平均線割れとなり、成長株の反発は一旦仕切り直しとなりますが、上昇トレンドになった成長株についてはある程度積極的に拾っていきたいと思います。足元ではアメリカ10年物国債の利回りも低下しており、これは成長株には追い風になります。
無論、日本株マーケット全体ではまだ下げ途中なので、下降トレンドの銘柄を安易に買い向かわないようにしたいものです。下げ止まって上昇トレンドに転じてから買っても全然遅くありません。それよりも、下降トレンド銘柄を買い向かって、その後の下げでも損切りせずに塩漬け株にしてしまう方がはるかに問題です。個人投資家にとって、塩漬け株は本当に命取りになります。
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