「チェンジ・ショック」の影響は限定的か?-2020年9月28日の日本株

<今日の日本株>
週明け9月28日の日本株は、終日強含みの動きで引け間際に急上昇しました。日経平均株価の終値は先週末比307円00銭高の23511円62銭でした。
TOPIXも上昇しましたが、マザーズ指数は2%近い下落でした。

値上がり銘柄2793に対し値下がり銘柄1071と値上がり優勢、年初来高値更新銘柄は227まで増加してきました。年初来安値更新銘柄は1でした。

ADA指数は69.1%となり、先週末の65.3%から上昇しました。新規買いというよりは、空売りしていた銘柄が軒並み上昇したため買い戻しを行ったのが主な要因です。ロング・ショート戦略は仕切り直しになりそうです。

 

<再び出遅れ銘柄・業績悪化銘柄優位の展開になるか?>
個別銘柄をみると、ベネフィット・ワン(2412)、ショーボンドホールディングス(1414)、フリー(4478)、キャリアリンク(6070)、オムロン(6645)、ネットワンシステムズ(7518)など高値更新となる銘柄も目立ちますが、私が主力としている中小型成長株やIT関連株は、寄り付きが高値でその後下落して陰線をつけるものが非常に多く、あまりよい形ではありません。

また、昨日はここまで急上昇をつづけていたチェンジ(3962)がストップ安で24%もの下落となりました。半年足らずで10倍以上に上昇していましたから、いずれこうなる運命であることは覚悟していましたが、私自身も結構保有していたのでなかなかの痛手でした。

ただ、このチェンジのストップ安につられて、フィードフォース(7068)、HENNGE(4475)など他の銘柄の中にも株価が大きく値を下げるものもいくつかありましたが、中小型成長株やIT関連株が全て大きく売られたわけではないので、今のところ影響は限定的と感じます。

また、私は出遅れ銘柄・業績悪化銘柄の多くが25日移動平均線を割り込んで下降トレンドになったため、空売りをしてみましたが、昨日の上昇で多くの銘柄が25日移動平均線まで戻ったため、空売りを買い戻しました。

ここ最近は中小型成長株やIT関連株が強い反面、出遅れ銘柄・業績悪化銘柄は弱い展開でしたが、再び昨日の動きから、強弱が逆転して、出遅れ銘柄・業績悪化銘柄優位になっていくかもしれません。

ただ、ここまでの動きからみると、出遅れ銘柄・業績悪化銘柄よりも中小型成長株やIT関連株の方が上昇率が高いので、引き続き後者を中心に、多少前者を混ぜるといったスタイルでいこうと今のところは思っています。

 

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足立武志
1975年神奈川県生まれ。足立公認会計士・税理士事務所代表、株式会社マネーガーディアン代表取締役。株式投資・資産運用に精通した足立公認会計士・税理士として、個人投資家への有益な情報発信に努めている。

10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。

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