日経平均株価戻り高値更新ー2022年2月9日の日本株

2月9日の日本株

2月9日の日本株は、後場に入り上げ幅を広げ、日経平均株価の終値は前日比295円35銭高の27579円87銭でした。
TOPIX、マザーズ指数も上昇しました。

値上がり銘柄2886に対し値下がり銘柄1016と値上がり優勢、昨年来高値更新銘柄は47、昨年来安値更新銘柄は26でした。

ADA指数は54.8%となり、前日の35.3%から大きく上昇しました。反発した空売り銘柄の買い戻しや、新規買いを行ったことなどによります。

ここからさらなる上値を目指せるか

個別銘柄をみると、伊藤忠商事(8001)、三菱商事(8058)、三井物産(8031)などの商社株が高値更新する一方、銀行株や資源・エネルギー関連株は値下がりするものが目立つなど、足元で強い銘柄はまちまちな動きでした。

一方、成長株の中には反発するものも目立ちます。ここから全ての銘柄が順々に買われる循環物色となり、株価全体が底上げされるのが理想です。

日経平均株価は2月2日の戻り高値を超えていますし、TOPIXは25日移動平均線も超えてきました。ここからどこまで伸びるかは分かりませんが、反発の舞台は整いつつありますので、上昇トレンドの銘柄をしっかり保有して、さらなる上昇に期待したいものです。

私自身も、ADA指数が一気に上昇したことから分かるとおり、ここからのさらなる株価上昇の機運を感じ、少し勝負に出ることにしました。

なお、日経平均先物の価格を見る限り、2月10日も高く始まりそうですが、いつ上昇が終わるか分かりませんので、くれぐれも高値掴みは避けるようにしましょう。

足立武志
1975年神奈川県生まれ。足立公認会計士・税理士事務所代表、株式会社マネーガーディアン代表取締役。株式投資・資産運用に精通した足立公認会計士・税理士として、個人投資家への有益な情報発信に努めている。

10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。

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