一旦の底打ち濃厚かー2022年1月31日の日本株

1月31日の日本株

週明けかつ月末である1月31日の日本株は、寄り付き直後は下げる局面もあったものの、そこからは強い動きとなり、日経平均株価は27000円台を回復しました。終値は先週末比284円64銭高の27001円98銭でした。
TOPIX、マザーズ指数も上昇しました。マザーズ指数は金曜日はほとんど反発しませんでしたが、本日は3%超の上昇となっています。

値上がり銘柄3136に対し値下がり銘柄848と全面高に近い展開、昨年来高値更新銘柄は4、昨年来安値更新銘柄は32でした。

ADA指数は39.2%となり、先週末の24.2%から上昇しました。先週末に引き続き、空売りの買い戻しを進めるとともに、上昇トレンド銘柄や、底打ち狙いの銘柄への新規買いを行いました。ただ、ADA指数から見てちょっと買いすぎたな、とは感じています。

買うかどうかはあくまでも個別銘柄ごとに判断

個別銘柄をみると、日経平均株価と同様、5日移動平均線を超えるまで反発したものが多いですが、まだ5日移動平均線すら超えられない銘柄や、中にはまだ下げ続けている銘柄もあり、日経平均株価が大きく反発したからと言って、個別銘柄も同じように考えては危ないことが分かります。

個人的には、「25日移動平均線を超えたものは通常のルール通り買う」というほかに、「木曜日もしくは金曜日の安値から少し上昇したら買って安値割れで損切り」「5日移動平均線超えで買って割り込んだら損切り」という、底打ち狙いの買いもある程度行っています。

金曜日に買い仕込んだものが多かったのですが、それらは本日月曜日に大きく反発するものが多く、ひとまずは成功、といったところです。

底値狙いの買いをするとしたら、先週金曜日か、遅くても本日中だったかな、と思います。昨年来安値更新銘柄が木曜日の400超えから本日30まで急減していますし、すでに日経平均株価は木曜日の安値から1000円反発しているわけですから、ここからの買いは、底値狙いというよりは、通常通り25日移動平均線超えで買い、とした方が安全に感じます。やっても、25日移動平均線からのマイナスかい離がまだ大きい銘柄で、5日移動平均線を超えてきたものについて、25日線の代わりに5日線を使って買ってみる、という程度です。

本日の終値を持って、目先の底打ちの可能性はかなり高まったと思いますが、これを確認してからの底値狙いの買いでは遅すぎます。「可能性」を感じた段階で、見切り発車的に動かないと、結局は乗り遅れて追加的なリスクを負ってしまうことになりかねません。

無論、見切り発車で動くことで失敗することも多々生じるわけですが、底値近辺で上手く買いたいというのであれば、リスク承知で見切り発車しないと良いタイミングでは買えません。

私は運よく金曜日にある程度買い仕込めましたので月曜日の上昇の恩恵を受けることができましたが、これも結果論に過ぎません。もし金曜日以降株価が下がっていたら、損切りを余儀なくされたわけですから、その意味では「損失リスクを覚悟で底値近辺を買う」という勝負に出ていることになります。

底値狙いのタイミングは一瞬で終わります。すでにそのタイミングは終わりましたので、ここからは移動平均線をいち早く超えた強い銘柄を買い候補とした方が、下手に底値近辺でうろうろしている銘柄を買うよりも成功の可能性は高いと思います。

ここまで反発したのですから、この後も順調に上昇を続けていってもらいたいものです。

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足立武志
1975年神奈川県生まれ。足立公認会計士・税理士事務所代表、株式会社マネーガーディアン代表取締役。株式投資・資産運用に精通した足立公認会計士・税理士として、個人投資家への有益な情報発信に努めている。

10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。

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