1月4日の日本株
2022年の大発会である1月4日の日本株は、寄り付きから大きく上昇して始まった後も上値を伸ばし、日経平均株価は大きく上昇しました。終値は昨年末比510円08銭高の29301円79銭でした。
TOPIXも大幅上昇となりましたが、マザーズ指数は下落しました。
値上がり銘柄2762に対し値下がり銘柄1202と値上がり優勢、昨年来高値更新銘柄は60、昨年来安値更新銘柄は8でした。
ADA指数は55.9%となり、昨年末の48.9%から上昇しました。新規買いのほか、空売りの買い戻しを行ったことによります。空売りはかなり少なくなりました。
初動に乗れば大きな利益を狙えるが・・・
個別銘柄をみると、JCU(4975)、日本電解(5759)、ソニーグループ(6758)、日本電子材料(6855)など高値更新となる銘柄も散見されました。
また、昨年来高値更新銘柄の方が昨年来安値更新銘柄より多く、昨年来安値更新銘柄の数もごく少数になっていること、日経平均株価が直近高値を超え、明確な上昇トレンドを描き始めていることも、新年早々先行きの良い動きといえます。
さて、本日1月4日は、ここまで強い動きを続けている半導体関連株や海運株などに加え、今まであまり上昇してこなかった銘柄(例えば銀行や自動車など)も大きく上昇したものが目立ちましたが、これらの25日移動平均線超え直後である初動に乗るかどうかがなかなか悩ましい問題となっています。
なぜなら、これまで初動に乗ったとしても、すぐ上昇がストップしてしぼんでしまい、結局は損切りを余儀なくされるケースが多かったからです。
しかし一方で、今回の初動が大きな上昇の初期段階であるならば、大きな利益を狙える絶好のタイミングで買うことができることになります。
私はこんなときはとりあえず乗ってみることにしています。25日移動平均線からすでに大きく乖離しているものは見逃しますが、数%程度のものは新規買いの候補になります。
そもそも私の投資対象は中小型成長株が中心だったのですが、その中小型成長株がアメリカの金利上昇・インフレ懸念により明らかに動きが悪くなっているのを感じています。本日日経平均株価が大きく上昇したにもかかわらず、中小型成長株の多くは逆に下落しているのもその動きの一環と思います。
ということは、ここから日経平均株価が大きく上昇したとしても、上昇の中心となる銘柄は今までとは大きく異なる可能性があり、その可能性がある銘柄についてはひとまず初動に乗ってみよう、と思うのです。移動平均線からの乖離が小さいうちに買えば、損切りとなった場合の損失も限定的ですし、リスクに比してリターンを狙える局面と考えています。
すでにADA指数は56%に達していますので、ここからの大きな積み増しは個人的には難しいものの、ここから新規買いする銘柄は、今までイマイチの動きだったものも候補に入れて臨みたいと思います。
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