日経平均株価続伸も個別銘柄は?-2021年2月16日の日本株

2月16日の日本株

2月16日の日本株は、日経平均株価が朝から順調に上昇して一時700円高となったものの、終了間際に少し崩れ、終値は前日比383円60銭高の30467円75銭でした。
TOPIX、マザーズ指数も上昇しましたが、同様に伸び悩みました。

値上がり銘柄1700に対し値下がり銘柄2190とやや値下がり優勢、昨年来高値更新銘柄は96、昨年来安値更新銘柄はゼロでした。

ADA指数は79.2%となり、前日の62.6%から大きく上昇しました。私が想定しているMAXのポジションである80%の水準まで達しました。弱気になる要素は何もないので、買いポジションを積み増しています。

個別株は全般的にはあまり強くない

個別銘柄をみると、MonotaRO(3064)、フリー(4478)、リクルートホールディングス(6098)、ミダック(6564)、アドバンテスト(6857)、ソフトバンクグループ(9984)など、高値更新となる銘柄もそこそこありました。

ただ、全般的に見れば値下がり銘柄の方が多かったですし、個別銘柄はあまり強くない、というのが正直な感想です。

巷では、日経平均株価30000円突破!!とお祭り騒ぎのようになっていますが、実際に個別銘柄に投資している私たち個人投資家からしてみれば、ファーストリテイリング(9983)を筆頭にした日経平均株価への影響度が高い値がさ株が大きく上昇しただけで、個人投資家が好きな銘柄は大して上昇していない、ということを身を持って体感しているわけです。だから意外と皆さん冷静なのではないでしょうか?

今回のように、日経平均株価と一部の銘柄のみが上昇する、というのは、2000年頃のITバブルでも起きました。たちが悪いのが、こうした局地的バブルの場合、バブルが続いている間は上がるものはとことん上がるがそうでないものはてんでダメ、そしてバブルが始めたら上がっていたものが急落するのはもちろんのこと、上がっていなかったものも下がってしまう可能性が高いという点です。

したがって、バブルが続いている限りは強い銘柄(上昇トレンド銘柄)にしっかり乗り、弱い銘柄は無視すること、そして下降トレンドに転じたらすぐ逃げることです。これさえ守っていれば、バブルにも乗れますし、バブル崩壊のダメージも軽減できます。

ネットでは「そろそろ天井か」という声もある反面、「40000円は堅い」「いや、60000円まである」という威勢の良い声も聞こえてきます。しかし、こうした声は全く意味がないので、完全に無視して大丈夫です。

昨年のコロナ・ショックの時、誰が1年足らずで日経平均株価30000円まで上昇すると思いましたか?それと同じで、1年後、3年後、5年後の日経平均株価など誰も予想できないのです。だとしたならば、単に株価のトレンドに従って行動するのが、大ケガを避けつつそこそこのリターンが期待できるわけです。

くれぐれも「そろそろ天井だから売ろう」とか「まだまだ行ける!今から買おう」などと、感覚に頼った行動はしないようにしてください。買うのも売るのも全てはルールを決め、それを守ることが大事です。

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足立武志
1975年神奈川県生まれ。足立公認会計士・税理士事務所代表、株式会社マネーガーディアン代表取締役。株式投資・資産運用に精通した足立公認会計士・税理士として、個人投資家への有益な情報発信に努めている。

10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。

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