マザーズ指数暴落ー2022年1月5日の日本株

1月5日の日本株

1月5日の日本株は、前日終値近辺での小動きとなり、日経平均株価の終値は前日比30円37銭高の29332円16銭でした。
TOPIXも上昇しましたが、マザーズ指数は5%を超える暴落となりました。

値上がり銘柄1669に対し値下がり銘柄2260とやや値下がり優勢、年初来高値更新銘柄は48、年初来安値更新銘柄は25でした。

ADA指数は50.7%となり、前日の55.9%から低下しました。保有する成長株が25日移動平均線割れとなったものを売却した一方、新規買いした銘柄も結構ありました。トータルすると若干のポジション減少となっています。

どの銘柄に投資しているかで景色が全く異なる

個別銘柄をみると、日本電子材料(6855)など高値更新となる銘柄も散見されましたし、業種でいえば自動車関連株、鉄鋼・非鉄金属、商社、重工、銀行などはかなり強い動きでした。

一方、マザーズ指数の暴落からも分かる通り、中小型成長株の多くは大きく値を下げ、どの銘柄に投資しているかで、同じ日本株でも全く景色が異なるといった状況です。

昨年の春ごろも同じような状況がありましたが、アメリカの金利上昇により、成長株が下がり、インフレ抵抗力のある銘柄や、円安メリットの銘柄が買われるという新たな二極化が明確になりつつあるといった印象です。

私はどんなに業績が良かろうが、25日移動平均線を割れたら保有株は売却しますので、今回のマザーズ指数暴落や、直近の成長株の下落による影響は小さく済みましたが、例えば成長株を高値掴みし、損切りせずに保有を続けていたらあっという間に含み損が拡大し、どうにもならなくなるということがよく理解いただけるのではないかと思います。

株価上昇局面でいくら利益を上げていても、その後の株価下落で利益を吐き出していては全く意味がありませんし、高値掴みして損切りせずに保有を続けていたら簡単に資産を大きく失うことになります。ですから、「勝つこと」も大事ですがそれ以上に「大きく負けないこと」が大事です。

大きく負けなければ、次のチャンスが来た時に資金を投下できますが、大きく負けてしまうとそれもかないません。成長株中心に投資されていた方は、今回の成長株の大きな下落を経験し、下降トレンドになったら速やかに売却することの重要性を感じられたのではないでしょうか。

短期的には売られすぎの感もありますので成長株のリバウンドも考えられますが、私は下降トレンドにある間は安易に手を出さないようにします。それよりも、直近強い銘柄群への資金シフトを本格的に検討するとともに、弱い銘柄への空売りを行い、ロング・ショート戦略を継続したいと思います。

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足立武志
1975年神奈川県生まれ。足立公認会計士・税理士事務所代表、株式会社マネーガーディアン代表取締役。株式投資・資産運用に精通した足立公認会計士・税理士として、個人投資家への有益な情報発信に努めている。

10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。

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