6月18日の日本株
週末6月18日の日本株は、後場になり値を消す展開となり、日経平均株価の終値は前日比54円25銭安の28964円08銭でした。
TOPIX、マザーズ指数も下落しました。特にTOPIXの下落が目立っています。
値上がり銘柄1084に対し値下がり銘柄2785と値下がり優勢、年初来高値更新銘柄は60、年初来安値更新銘柄は76でした。
ADA指数は44.6%となり、前日の63.2%から大きく低下しました。25日移動平均線割れの保有株の売却のほか、下降トレンド銘柄への空売りを増やしたことなどによります。まだ買いの方がだいぶ多いロング・ショートのポジションですが、空売りの割合も増えてきました。
週明け下げ止まるかどうかに要注目
個別銘柄をみると、イビデン(4062)、サイバーエージェント(4751)、東映アニメーション(4816)、メック(4971)、フェローテックホールディングス(6890)などが高値更新となっています。
一方、年初来安値更新銘柄が76まで膨らんでいて、年初来高値更新銘柄を上回っています。また、大手海運株が一斉に売られるなど、マーケットの雰囲気も悪くなりつつあります。
さらに、週末のアメリカ株が大きく下落し、シカゴ日経平均先物は28400円台まで下がっています。18日の日経平均株価から500円以上下の水準です。
日経平均株価は今年に入り明確なトレンドがほぼ出ておらず、横ばいの動きを続けています。週明け日経平均株価が大きく下がったとしても、その横ばいの動きの範囲内にまだ収まっていると思われます。
ただ、日経平均株価が28400円台になると、25日移動平均線を割りこむことになりますし、すでに年初来安値更新銘柄が年初来高値更新銘柄を上回っているのも気がかりです。
もっとも、現時点では上昇トレンドの強い銘柄もまだまだ多く(だからADA指数も、空売りのポジションを差し引いてもまだ44.6%あります)、全面撤退という状況にはなっていません。
株価は1日単位で見れば乱高下が続くようでも、移動平均線を使って値動きをならしていけば、上もしくは下の方向へのトレンドが描かれることが多いです。ですから、例えば月曜日の寄り付きに慌てて持ち株を売却するのではなく、あくまで自分のルールに従い、売るべきものは売り、売る必要のないものは保有を続ければよいでしょう。月曜日の寄り付きが安値で、そこから株価が大きく反発する可能性だってあるのですから。
月曜の寄り付きが大きく下げて始まりそうだから、火曜日以降も大きく下げそうだ、というのは単なる予想に過ぎません。予想が外れたら大きなダメージになります。
そうではなく、月曜日に大きく下げた結果、保有株売却のルールに抵触した銘柄を売ればよいのです。もし火曜日も大きく下げたら、火曜日に売却ルールに抵触した銘柄を売ればよいし、火曜日に上昇したら、売る必要のない保有株はそのまま持っていればよいのです。
マーケットの変動が大きくなればなるほど、余計な動き、余計な売買をしないということが損失を最小化するためには重要になってきます。もちろん、大損を避けるために、保有株売却のルールはしっかり守るべきですが、マーケットに翻弄されて何となく買ったり売ったりするのは避けるようにしましょう。
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