日経平均株価急落も個別銘柄の影響は比較的軽微ー2021年6月21日の日本株

6月21日の日本株

6月21日の日本株は、週末のアメリカ株安の流れを引き継ぎ、寄り付きから大幅安となりました。一時は日経平均株価が1000円を超える急落となり、終値でも先週末比953円15銭安の28010円93銭でした。
TOPIX、マザーズ指数も大幅安となっています。

値上がり銘柄462に対し値下がり銘柄3533と全面安の展開、年初来高値更新銘柄は15、年初来安値更新銘柄は259まで一気に膨らみました。

ADA指数は26.1%となり、先週末の44.6%から大きく低下しました。25日移動平均線割れの保有株の売却や、一部新規空売りを実行したことなどによります。空売りの分だけADA指数は低く見えますが、買い持ちもまだ結構残っています。

マーケットに振りまわされないようにするためには

個別銘柄をみると、日本株急落の中でも、ビューティガレージ(3180)、メック(4971)、トレックス・セミコンダクター(6616)など高値更新となるものもありました。
また、日経平均株価が1000円下がった割には、私自身は被害は小さく、個別銘柄で上昇トレンドのものは、トレンドを維持しているものが多いように感じます。

昨日のアメリカ株は急反発し、日経平均先物も前日の日経平均株価の終値から700円高となっていて、一転火曜日は大幅高で始まりそうです。

こんなとき、マーケットに振りまわされて、月曜日に保有株を慌てて売り、火曜日には慌てて買い直す、というドタバタした動きをすると、結局は損失につながってしまいます。
日経平均株価が急落しても、上昇トレンドの銘柄は保有を続けていればよいのです。そうすれば、今回のように翌日急上昇となったときも、ある程度の株は保有できているわけですから、売ったものを慌てて買い直すという必要もなくなります。

もちろん、弱い銘柄については、然るべきタイミング(25日移動平均線を明確に割り込んだときなど)でしっかりと売却をしておかないと、損失が膨らむ原因になります。

結局は、日経平均株価がどう動こうとも、上昇トレンドの銘柄は保有を続け、下降トレンドになった銘柄は売却する、下降トレンドから上昇トレンドになったら買い直す、といったシンプルな戦略で十分対応できます。下手に将来の株価を読みに行ってそれが外れたら大損の原因になりますから、あくまでも個々の銘柄ごとの株価のトレンドに合わせて自然体で動くようにしましょう。

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足立武志
1975年神奈川県生まれ。足立公認会計士・税理士事務所代表、株式会社マネーガーディアン代表取締役。株式投資・資産運用に精通した足立公認会計士・税理士として、個人投資家への有益な情報発信に努めている。

10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。

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