中小型成長株の復権なるかー2021年5月21日の日本株と今週の投資戦略

5月21日の日本株

5月21日の日本株は、終日にわたり前日終値を上回る展開となり、日経平均株価の終値は前日比219円58銭高の28317円83銭でした。
TOPIXも上昇、マザーズ指数は2%の上昇となりました。

値上がり銘柄2049に対し値下がり銘柄1768とやや値上がり優勢、年初来高値更新銘柄は66、年初来安値更新銘柄は59でした。

ADA指数は43.8%となり、前日の34.5%から上昇しました。特に中小型成長株に上昇トレンド転換の兆しがでてきたため、それらを新規買いしたことが主な理由です。

上昇トレンドの銘柄に素直についていく

個別銘柄をみると、ケアネット(2150)、ミダック(6564)など高値更新となる銘柄も散見されます。その一方、年初来安値更新となる銘柄もあり、引き続き二極化相場となっています。

おそらく、先日出そろった決算や来期の見通しを踏まえ、プロ投資家が銘柄の選別をしているものとみられ、今後の業績の伸びが期待できる銘柄が買われ、そうでない銘柄が売られている展開となっているように感じます。

となれば、上昇トレンドに転じた銘柄は、プロ投資家の買いが入っている可能性も高く、マーケット全体の投資環境にもよりますが、上昇トレンドの継続が長続きすれば大きな利益が期待できます。

一方、下降トレンドが続く銘柄は、プロ投資家が買っていない可能性が高いため、いくら持ち続けても上がらないどころかさらに株価が下がってしまう可能性もあります。

いくら自分が「割安」と思っても、プロ投資家がそうは思わず買ってくれないのであれば、自分の割安という判断は全く無意味です。割安かどうかではなく、現に買われていて上昇トレンドにある銘柄に素直についていく方が、パフォーマンスも投資効率も高くなると思います。

マザーズ指数の連日の大幅高からも分かる通り、ここ数日、中小型成長株の中に25日移動平均線超えを果たすものが目立っていて、私もそれらを買い仕込んでいます。しばらくお休みしていた分、ここからの株価上昇が大きなものになることを個人的には期待しています。

なお、再びビットコインなど暗号資産(仮想通貨)が急落して直近安値を割り込んでいます。今のところ株式市場には影響はみられませんが、引き続き注視して、株式市場にも影響が波及するかどうかは確認しておきたいところです。

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足立武志
1975年神奈川県生まれ。足立公認会計士・税理士事務所代表、株式会社マネーガーディアン代表取締役。株式投資・資産運用に精通した足立公認会計士・税理士として、個人投資家への有益な情報発信に努めている。

10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。

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