3月30日の日本株
3月30日の日本株は、前日終値を挟んだ小動きとなり、日経平均株価の終値は前日比48円18銭高の29432円70銭でした。
TOPIXは下落、マザーズ指数は小幅上昇となりました。
値上がり銘柄1456に対し値下がり銘柄2440と値下がり優勢、昨年来高値更新銘柄は48、昨年来安値更新銘柄はゼロでした。
ADA指数は73.6%となり、前日の64.1%から上昇しました。配当権利落ちで安くなったところを狙って新規買いや追加買いを実施したことなどによるものです。先週火・水曜日の下落で一旦縮小したポジションはもとに戻りました。
変化の兆候を見極めつつ強気継続
30日は3月決算企業の配当権利落ちで、日経平均株価では約170円ほどのインパクトがありました。したがって、実質的には30日の日経平均株価は200円超の上昇ということになります。
TOPIXはそれなりに下落しましたので、高配当銘柄を中心に株価がやや大きく下落したものもあるものの、想定内の動きでした。銘柄によっては高配当銘柄でもプラスで引けたものもあり、総じて配当権利落ちは無難に通過したといえます。
足元では再び景気敏感株・割安株が強くなっている一方で、成長株も下げ止まり、横ばいからやや上昇となっているものも目立ち始め、成長株が強い場面も訪れると思われます。
ただ、私たち個人投資家は、資金量に限りがありますから、多くの銘柄が上昇トレンドになったときに、その全てを買うことができません。どうしても、どの株を買うかどうかを決断しなければなりません。
その際、私であれば「より大きな利益が狙えそうな銘柄」を中心にポートフォリオを組みます。例えば2020年秋まで大きく上昇した成長株で、現在高値から40%ほど下落している銘柄があるとします。おそらくこの高値を超えるのはなかなか難しい、今の株価から2倍になるのも厳しそうだ、と私なら判断します。一方、景気敏感株や割安株などで、過去の高値に比べるとまだかなり株価が下方にあるようなものについては、ここから2倍、3倍程度は十分期待できる、と判断します。
このように考えると、すでに昨年秋までにかなり上昇した成長株と、上昇をはじめて数ヶ月の景気敏感株・割安株の方が割が良さそうだ、という結論になります。
もちろん、ここから成長株優位の展開になったなら逆に利益を取りこぼすことになりますが、実現する可能性が高いのは、景気敏感株・割安株優位の展開と私であれば考え、それらを中心に保有することを選択します。
成長株と景気敏感株・割安株をバランスよく保有する方法もありますが、私は景気敏感株のウェイトを高めたうえで、可能な範囲内で成長株も保有するという形に今はしています。
今のところは成長株より景気敏感株・割安株が優位ですから、それに対する変化の兆候が見られるまでは、このポジションを継続していこうと思っています。
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