日経平均株価反発ー2023年8月22日の日本株

8月22日の日本株

8月22日の日本株は、寄り付きから大きく上昇し、終日前日比プラスをキープしました。日経平均株価の終値は前日比291円07銭高の31856円71銭でした。
TOPIXも上昇、マザーズ指数は小幅高にとどまっています。

値上がり銘柄2651に対し値下がり銘柄1307と値上がり優勢、年初来高値更新銘柄は64、年初来安値更新銘柄は28でした。

ADA指数は18.2%となり、前日の9.9%から上昇しました。株価反発に伴い、新規買いや空売りの買戻しを行ったことなどによります。

まだ25日移動平均線の下での反発

個別銘柄をみると、物語コーポレーション(3097)、名村造船所(7014)など高値更新となるものも散見され、全体的に見ても反発基調にあります。

ただ、日経平均株価はまだ25日移動平均線の下での反発にとどまっていて、自立的な反発の域を出ないという印象です。

もちろん、個別銘柄は日経平均株価と異なる動きをしているものも多く、特に高値更新をしているような銘柄を保有しているのであれば無理に売り急ぐ必要はありませんし、利益を伸ばすべきだと思います。

ただ、底打ちしたかも、と慌てて大量に買ったりするのはリスクが高いと感じますし、明確なトレンドが出ない中で、短期的な株価変動を取りに動くのであれば、底打ちした可能性のある動きをした直後、今回であれば8月21日の時点であらかた買っておくくらいでないと利益は取れないと思います。
さらに、そこで動いたとしても翌日以降すぐ下がってしまう可能性もあるわけですから、特に日中仕事をしていて株価を見れないのであれば、短期的な変動は無視して、中期的なトレンドに応じて動く方が、ドタバタすることも少なくなりますし、余計な売買も減らせますから、結局は成果が出しやすいです。

個別銘柄を観察すると株価のリズムが結構銘柄により異なっていて、株価が下がり続けたところから反発して25日移動平均線を超えてきた銘柄については、比較的安く買えるので個人的には注目しています。

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足立武志
1975年神奈川県生まれ。足立公認会計士・税理士事務所代表、株式会社マネーガーディアン代表取締役。株式投資・資産運用に精通した足立公認会計士・税理士として、個人投資家への有益な情報発信に努めている。

10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。

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