3月4日の日本株
3月4日の日本株は、寄り付きから大きく下げて始まり、一時は日経平均株価の下げが800円超になりました。その後は少し戻したものの、終値も前日比628円99銭安の28930円11銭と大幅安でした。
TOPIX、マザーズ指数も下落しました。
値上がり銘柄1216に対し値下がり銘柄2622と値下がり優勢、昨年来高値更新銘柄は37、昨年来安値更新銘柄は1でした。
ADA指数は28.4%となり、前日の41.5%から大きく低下しました。移動平均線割れとなった保有株の売却に加え、下降トレンド銘柄の新規空売りを若干ながら実行しました。
日銀の買いで支えられるのか?
個別銘柄をみると、日立造船(7004)がストップ高で高値更新となるなど、材料が出たものは上がっているものもありますが、総じて3日と同様に、景気敏感株やコロナ悪影響銘柄が値を保つ一方でそれ以外の成長株、ハイテク株などは軟調でした。
4日も日銀の買いが入りましたが、その規模は500億円と、以前に比べると買い入れの額が小さくなっています。下げる局面では日銀の買いが入って株価を下支えしていたわけですが、この買い入れの規模が大したことないと分かると、例えばヘッジファンドが日本株を売り仕掛けしてくるようなことも大いに考えられます。先週金曜日の大幅安のときや、4日の株価の動きをみると、すでにそうした兆候があるようにも感じます。
一方、景気敏感株やコロナ悪影響銘柄は今のところ上昇トレンドをキープしていて強いものが多いので、こうしたものまで弱気になる必要はないと思います。もしかしたら日経平均株価が今後ダラダラと下がる中、それに逆行して強い銘柄は上昇する、ということも十分考えられます。
全面安になったら総徹底、守りに徹するべきですが、今のところは二極化相場になっているので、そこまで悲観する必要はありません。ただ、勝負して利益を取りに行く場面ではなく、大きな損失を被らないよう気を付ける場面であることは確かです。
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