大幅安の翌日にしては戻りが弱いー2022年9月15日の日本株

9月15日の日本株

9月15日の日本株は、小高く始まった後は小動きの展開となり、日経平均株価の終値は前日比57円29銭高の27875円91銭でした。
TOPIXは小幅高、マザーズ指数も上昇しました。

値上がり銘柄1958に対し値下がり銘柄1842とほぼ拮抗、年初来高値更新銘柄は48、年初来安値更新銘柄は35でした。

ADA指数は35.5%となり、前日の40.6%から低下しました。株価が下落した保有株を売却したり、新規に空売りを行ったことなどによります。ロング・ショートで空売りの割合がだんだん高くなってきました。

水曜日の下げであく抜けとはいかずか?

個別銘柄をみると、年初来高値更新銘柄が48とそこそこな数出ており、強い銘柄は早速上値追いをしているという感じです。一方、年初来安値更新銘柄も35出ており、弱い銘柄は反発力も弱く、逆に下げ続けてしまっているという状況です。

銘柄により強弱がまちまちなので、例えば水曜日のような大幅安の時であっても、上昇トレンドの強い銘柄は売る必要はないですし、逆に、木曜日のような反発局面でも、下降トレンドの銘柄は保有するべきではない、ということになります。あくまでも個々の銘柄ごとのトレンドに応じて、保有を続けるか、保有しないかを決めるようにしましょう。

日経平均株価でいえば、水曜日の下げで再び25日移動平均線を明確に割り込んだわけですが、もし水曜日の下げがあく抜けだとしたら、木曜日はもう少し強い動きでもよかったはずです。大幅高の翌日にほとんど反発できないということは、ここからさらに下げが続く可能性が高いと警戒しておいた方がよいと思います。

アメリカの高インフレが続く間は、金融緩和をすることができません。このまま金融引き締めが継続すれば、さすがにアメリカの景気も悪化し、株価にも大きな悪影響が出てくることでしょう。それを念頭に置くのであれば、上昇トレンドの間は保有継続でよいですが、下降トレンドになったならば、さらなる大きな下げを警戒し、売却してその後の株価の動きを様子見した方が安全です。

とにかく今は大きく負けなければOKです。勝負時は今ではなく、株価が大きく下がった後の反発局面ですから、それが来るまで無理をせず、損失を膨らませないようにして、チャンスを待ちましょう。

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足立武志
1975年神奈川県生まれ。足立公認会計士・税理士事務所代表、株式会社マネーガーディアン代表取締役。株式投資・資産運用に精通した足立公認会計士・税理士として、個人投資家への有益な情報発信に努めている。

10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。

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