朝高から一転急降下ー2020年3月3日の日本株

<今日の日本株>
3月3日の日本株は、前日過去最大の上げ幅となったNYダウの流れから大幅高で始まったものの、その後は一転して下げ続けました。終値は前日比261円35銭安の21082円73銭でした。
TOPIX、マザーズ指数も同様に朝高後大幅安に転じました。

値上がり銘柄892に対し値下がり銘柄2993と値下がり優勢、昨年来高値更新銘柄はゼロ、昨年来安値更新銘柄は80でした。

ADA指数はマイナス1.0%となり、前日の19.4%から大きく低下して再度マイナスとなりました。2日の朝に買った株につき、3日の後場寄りでほぼ売却しました。軒並み朝高後大きく値を下げていたため、「これはまずいかも」と思い、逃げることとしました。

 

<アメリカ緊急値下げにもかかわらず・・・>
個別銘柄をみると、ほぼ全ての銘柄が、朝方高くその後は下落するという陰線引けでした。中には大陰線を引く銘柄も目立ち、3日の朝に買った人は一瞬で含み損をかかえる結果となっています。

とにかく、ボラティリティが高いため、よほどうまいところで買い、うまいところで売らないと、動けば動くほど損失が膨らむことになりかねません。
昨日も21719円78銭の高値から21082円73銭の安値まで1日で700円も急降下しています。これはまともな相場ではありません。

確かに底値を買うことができれば大きな利益も期待できますが、それを狙った結果逆に撃沈する可能性が高くなっています。
私も月曜の朝の買いは上手く行きましたが、火曜日の午前中の動きをみて、「これはやばいかも」と思って逃げました。

いつもどおり、25日移動平均線を超えている銘柄を買い、割り込んだら売るというスタイルで行った方が、思わぬ損失を被ることはなく、安全だと思います。

また、もう1つ気になるのがアメリカ株です。昨晩、0.5%の緊急利下げを行いましたが、株価は一瞬上昇しただけで、結局はNYダウは800ドル近くに値下がりとなりました。
利下げしても株価が下がるということは、そもそも景気自体の悪化を市場参加者が懸念していることになり、非常にまずい状況です。

通常であれば利下げを歓迎して株価は上昇しますが、利下げでも株価が下がるとなれば、リーマン・ショックのようなことが起こらないとも限りません。

こうしたことから、株価が下がっている中を逆張りで買い向かったり、我慢して持ち続けることにより、破滅的失敗に陥る可能性があることを十分留意してください。

テクニカル的にはもうこれ以上大して下がらないというところまで来ていますから、どこかで一旦は反発するはずですが、無理にその反発を取りに行かずとも、ある程度株価が上昇した後であっても株価が落ち着いてから買っていった方が、結果としては上手く行くのではないかと思います。

とにかく、今のクレイジーな相場で、利益をうまく上げようなどとは思わない方が身のためです。今は非常事態なのですから。

 

 

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足立武志
1975年神奈川県生まれ。足立公認会計士・税理士事務所代表、株式会社マネーガーディアン代表取締役。株式投資・資産運用に精通した足立公認会計士・税理士として、個人投資家への有益な情報発信に努めている。

10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。

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