まだまだ不安定ー2020年3月4日の日本株

<今日の日本株>
3月4日の日本株は、朝方安く始まった後は持ち直す展開となり、日経平均株価の終値は前日比17円33銭高の21100円06銭でした。
TOPIXは小幅安、マザーズ指数は上昇しました。

値上がり銘柄1739に対し値下がり銘柄2038とほぼ拮抗、昨年来高値更新銘柄はゼロ、昨年来安値更新銘柄は352でした。

ADA指数は1.5%となり、前日のマイナス1.0%から少し上昇しました。上昇トレンド転換銘柄や、底打ちが期待できそうな銘柄を少量買いました。

 

<まともな相場ではない>
個別銘柄をみると、25日移動平均線を超えている銘柄はまだまだ僅少で、ようやく5日移動平均線を超えてきた銘柄が増えてきた、という感じです。

その一方、昨日も安値更新銘柄が300を超えており、何でもかんでも買って報われる相場ではありません。

また、昨晩のアメリカ株はNYダウが1173ドル高と過去2番目の上げ幅になりました。先日の1300ドル高が過去最大の上げ幅でしたから、1週間で過去1番と2番の上げ幅が達成されたということです。
前々日には大幅安になっていますし、これはまともな値動きではありません。

このような、ボラティリティの高い状況では、よほど良いタイミングでないと高値掴みになったり、含み損の拡大を招いてしまいます。
ここまで株価が安くなったのだから、安いところで買い仕込みたいという思いもあるでしょうが、たった1日タイミングを間違えるだけで、5%、10%と損失が生じてしまうのが今の相場です。

いつも通り、25日移動平均線超えを待ってから買った方が安全です。そもそも弱い銘柄は25日移動平均線にすら戻ることはできないでしょうし、この方法なら値下がりを続ける銘柄を買ってしまうことは絶対に避けられるからです。

あとは、株価指数の方が値動きが緩いですから、日経平均先物を手掛けるのも良いと思います。日経平均先物の良いところは、朝5時半まで売買できることです。ETFは、前日のアメリカ株次第で朝から大幅高になったり大幅安になったりするので、売買のタイミングが非常につかみづらいですが、先物であれば買った後、損切り価格で逆指値の売り注文を入れておけば、夜アメリカ株が大きく動いても注文が執行され、大きな損失を防ぐことができますから安心です。

しかし、アメリカ株に比べると日本株ははるかに値動きが弱いです。私は、何かとてつもない悪材料が隠れているのではないかと思っています。
新型コロナウイルスの影響は世界中に広がっていますし、呑気に安値で株を買って放置すればOK、とはいかないのではないかと思います。とにかく上昇トレンドになるまでは買わない、損切り価格を設定してしっかり守る・・・これが波乱相場でも自分の財産を守ることにつながります。

 

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足立武志
1975年神奈川県生まれ。足立公認会計士・税理士事務所代表、株式会社マネーガーディアン代表取締役。株式投資・資産運用に精通した足立公認会計士・税理士として、個人投資家への有益な情報発信に努めている。

10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。

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