大幅安で年初来安値更新銘柄500超ー2019年8月5日の日本株

<今日の日本株>
8月5日の日本株は大幅に続落し、日経平均株価が一時600円近く下落しました。終値は先週末比366円87銭安の20720円29銭でした。
TOPIX、マザーズ指数も大きく下落しました。

値上がり銘柄497に対し値下がり銘柄3326と全面安の展開、年初来高値更新銘柄は17、年初来安値更新銘柄は509に膨らみました。

ADA指数はマイナス5.6%となり、先週末のプラス15.1%から大きく低下してマイナス圏となりました。保有株売却や新規空売りなどを進めた結果、買いより空売りの方が多いロング・ショートのポジションとなっています。

 

<いつ下げ止まるかは考えない>
昨晩のアメリカ株も大きく下落し、いよいよバブル崩壊か、とも感じるような値動きとなっています。日経平均株価は6月初めにつけた安値を割り込むと、株価チャート上は本格的な下落局面に入る可能性も高くなっています。

ここまで株価が短期間に急速に下がってくると、専門家・評論家から「いつ下げ止まるか」とか「下値のメドはいくらか」といったコメントが数多く出てきます。しかし、これらのコメントを鵜呑みにするのは厳禁です。

株価はどのくらい下がるかは事前には分かりませんし、普段ならこのあたりで下げ止まるだろう、という水準を割り込んで暴落・急落することもあるからです。

今までは、株価が大きく値下がりしたところで買い向かえば、その後の株価上昇で事なきを得るケースが多かったですし、逆にそれにより利益が得られたので、逆張りでの買い向かいが正しいと勘違いしている人も多いようです。

しかし、9割方下げ止まる水準は確かにありますが、残り1割の下げ止まらないパターンに遭遇した場合、逆張りで買い向かって買った株はさらに大きく値下がりし、大きな損失となるか、含み損をかかえた塩漬け株になってしまいます。

株式投資で成功するためには「チャンスでお金をどれだけ突っ込めるか」が重要です。そしてそのチャンスは、バブルが崩壊してほとんどの個人投資家が塩漬け株だらけで手も足も出ない状態になってから訪れます。

でも株価のトレンドに従って順張りを行い、下降トレンドになったらすぐ保有株を売却し、値下がりしている途中は買わないようにすれば、チャンスが来た時にキャッシュが手元にある状態がつくれます。そして、チャンスに乗ることができます。

いつ下げ止まるかを予想しても、予想が外れたら大変なことになります。そうではなく、株価がどのように動いても対応できるようなルールをつくり、それに従って淡々と行動することが重要です。今日も厳しい下げになりそうですが、私はすでに保有株をかなり減らすことができていますから、それほど心配していませんし、大きな損失を回避できています。

株式投資はたった1度の失敗が致命傷となります。株価が下降トレンドになったらすぐ保有株を売る習慣をつけておけば、それを避けることができるのです。

 

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足立武志
1975年神奈川県生まれ。足立公認会計士・税理士事務所代表、株式会社マネーガーディアン代表取締役。株式投資・資産運用に精通した足立公認会計士・税理士として、個人投資家への有益な情報発信に努めている。

10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。

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