日経平均寄り付き後に下落ー2025年1月27日の日本株

1月27日の日本株

1月27日の日本株は、日経平均株価が40000円超えで寄り付いたものの、そこから急速に値を下げ、終値は前日比366円18銭安の39565円80銭でした。
TOPIXは上昇、東証グロース市場250指数は小幅に下落しました。

値上がり銘柄2794に対し値下がり銘柄1257と値上がり優勢、昨年来高値更新銘柄は35、昨年来安値更新銘柄はゼロでした。

ADA指数は29.4%となり、前日の35.0%から低下しました。株価が下落した保有株を売却したことなどによるものです。

またボックス相場か

個別銘柄をみると、TOPIXが上昇していることからも分かるとおり、日経平均株価の下落の割には強い銘柄が多く、状況が悪化したという感じではありません。

ただ、日経平均株価が今回も40000円を少し超えたところで頭打ちから下落になってしまい、ボックス相場の動きが継続しそうです。

ボックス相場は昨年9月中頃から続いていて、これが上下どちらかに明確なトレンドを出さない限り、個別銘柄も同様の動きが多くなり、大きな利益を狙いに行く状況とはなりにくいです。

ボックス相場では、ボックス上限で売り、下限で買うという逆張り的戦略がうまく行きますが、丁寧にやらないとなかなか利益も取れませんし、利幅もそれほど大きくないので、勝負をするのであれば上下どちらかにトレンドが出てから、ということになりそうです。

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足立武志
1975年神奈川県生まれ。足立公認会計士・税理士事務所代表、株式会社マネーガーディアン代表取締役。株式投資・資産運用に精通した足立公認会計士・税理士として、個人投資家への有益な情報発信に努めている。

10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。

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