日本株大幅安で正念場ー2019年8月2日の日本株と今週の投資戦略

<8月2日の日本株>
週末8月2日の日本株は、前日のアメリカ株安を受け朝方から大幅安で始まり、その後も下げ幅を広げ一時日経平均株価は21000円割れとなりました。引けにかけてやや戻りましたが終値は前日比453円83銭安の21087円16銭でした。
TOPIXも大幅安、マザーズ指数も下落しましたが日経平均株価やTOPIXに比べると下落率は小さく収まっています。

値上がり銘柄455に対し値下がり銘柄3365と全面安の展開、年初来高値更新銘柄は39、年初来安値更新銘柄は270まで膨らんできました。

ADA指数は15.1%となり、前日の33.8%から大きく低下しました。保有株の売却に加え、新規空売りも実行しました。まだ保有株も結構残っていますが、空売りの割合が増加した形でのロング・ショートになっています。

 

<日経平均株価の節目近辺での攻防>
個別銘柄をみると、このような環境の中、ペプチドリーム(4587)やアイ・アールジャパンホールディングス(6035)が高値を更新するなど。強い銘柄も結構あり、まだ上昇トレンドにとどまっている銘柄も少なくありません。
その一方、年初来安値更新銘柄は270にまで増加しており、全体的にみれば強い銘柄もそこそこ残っているものの、下げ相場になっています。

そんな中、まだ粘り強さをみせている日経平均株価も、節目である21000円どころの攻防となっています。ここを明確に下回ると、いよいよ日本株全体が本格的に下方向に向かう可能性が高まってきます。

現状の私のポジションは、結構買い銘柄も残っています。まだまだ上昇トレンドをキープしている銘柄もあるからです。一方、弱い銘柄も多く、底割れとなった銘柄もかなり出ていますから、そうした銘柄は空売りを実行しています。

過去の経験則からすると、アメリカが利下げをした後は株価が大きく値下がりしています。アメリカ株が下がれば日本株も下がりますから、日経平均株価の21000円の節目の攻防の結果、下に動くようなことがあれば、最大級の警戒をする必要があります。
いずれにせよ、買いで大きな利益を狙う相場環境ではないことだけは確かです。大きく負けないことを最優先とし、やがて来るチャンスにしっかりと乗っていきたいものです。

 

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足立武志
1975年神奈川県生まれ。足立公認会計士・税理士事務所代表、株式会社マネーガーディアン代表取締役。株式投資・資産運用に精通した足立公認会計士・税理士として、個人投資家への有益な情報発信に努めている。

10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。

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