一時108円台の円高にー2018年1月24日の日本株

<今日の日本株>
1月24日の日本株は、円高進行が嫌気されたこともあり、後場にかけ下げ幅を拡大しました。日経平均株価の終値は前日比183円37銭安の23940円78銭でした。
TOPIXも下落しましたが、マザーズ指数は1%超の上昇となりました。

値上がり銘柄1856に対し値下がり銘柄1824とほぼ拮抗、昨年来高値更新銘柄は155、昨年来安値更新銘柄はゼロでした。

ADA指数は79.5%となり、前日の80.1%から微減となりました。強気ポジションの維持には変化ありません。
ただし、1ドル=108円台まで一時円高が進んでいることもあり、下降トレンドに転じたらすぐ売ることのできるよう、ここからの株価の動きには気を付けていきたいと思います。

 

<いつものルールを逸脱すべきケースとは?>
個別銘柄をみると、新日鉄住金ソリューションズ(2327)、ワールドホールディングス(2429)、サンセイランディック(3277)、じげん(3679)、フルキャストホールディングス(4848)など高値更新銘柄は相変わらず多い状況です。

ただ、全面高という状況まではいかず、明確な上昇トレンドとなっている銘柄は半分ほどと感じます。下降トレンドにとどまっている銘柄を「割安」と思って買って持っていても、一向に上がらないという状況です。

今年に入り、私の周りの投資家仲間も、順調に利益を伸ばしています。利益がなかなか増えていないという方は、銘柄選択を見直したり、テーマ株に飛びついて買わないようにするなど、一工夫してみてください。

ところで、私の保有株の売り時は、25日移動平均線を株価が明確に割り込んだタイミングです。しかし1つだけ例外があります。
それが、株価が短期間に急騰したときです。

例えば、ここ最近カジノ関連銘柄として株価が急騰していた杉村倉庫(9307)ですが、数日の間に株価が急落、25日移動平均線近辺まで値下がりしてきました。

現在の25日移動平均線は1741円に位置していますが、もしここを割り込んだら売却、となると、高値3680円から50%以上も値下がりしたところで売らなければなりません。

ルールとはいえ、高値から半値以下になってから売る、というのはちょっと遅すぎる感じもしますし、もったいない気もします。

そこで、25日移動平均線の上に株価が位置していて上昇トレンドが継続されているとしても、25日移動平均線からのかい離が大きくなった場合は、保有株の一部または全部を売却することにしています。

もちろん、最高値で売ることなどできませんし、売ってからさらに株価が上昇することもあります。ですからこの方法で売る場合は「割り切り」が必要です。

今回の杉村倉庫の例でも、25日移動平均線からのかい離率が100%に達した後急落していますので、かい離率100%が近づいてきたらさすがに保有株の一部は利食いしておいた方がよさそうです。

個人的には、かい離率30%程度であれば何もしませんが、50%を超えてきた場合は、保有株の売却を検討することにしています。

テーマ株の場合は、このような短期間の急騰が良く起こりますので、売り時が非常に難しいです。過去に急騰した銘柄の株価チャートなどを研究し、ある程度の割り切りをもって売り時を決めるようにしましょう。

 

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足立武志
1975年神奈川県生まれ。足立公認会計士・税理士事務所代表、株式会社マネーガーディアン代表取締役。株式投資・資産運用に精通した足立公認会計士・税理士として、個人投資家への有益な情報発信に努めている。

10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。

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