円高進行で日経平均株価の上値重いかー2018年1月25日の日本株

<今日の日本株>
1月25日の日本株は終日安く、朝方やや持ち直したものの引けにかけて売り直される動きでした。
日経平均株価の終値は前日比271円29銭安の23669円49銭でした。
TOPIX、マザーズ指数も下落しました。

値上がり銘柄1215に対し値下がり銘柄2487と値下がり優勢、昨年来高値更新銘柄は87まで減少、昨年来安値更新銘柄は1でした。

ADA指数は76.0%となり、前日の79.5%からやや低下しました。25日移動平均線割れの銘柄を売却したのが主な理由です。

 

<高値超えをきっかけに株価は伸びる>
個別銘柄をみると、さすがに高値更新銘柄はだいぶ少なくなったものの、それでも日本M&Aセンター(2127)、スター・マイカ(3230)、ビジョン(9416)、アイ・アールジャパンホールディングス(6035)などが高値更新となっています。

一方、銀行株など25日移動平均線付近まで調整している銘柄も目立ってきていて、相変わらず銘柄ごとにバラバラな値動きとなっています。

ADA指数があまり低下していないことからお分かりのとおり、私は今日の下落をもってしても保有株をあまり減らしていません。それは、好業績銘柄はあまり値下がりしなかったものが多かったからです。

特に内需系中小型成長株は、円高の影響を受けないこともあり、円高により日経平均株価が弱含む局面では、逆に買われる展開も大いに期待できます。

ところで、日本M&Aセンター株は今日も高値を更新していますが、実は昨年9月から4か月以上にわたり、株価はほとんど横ばいで推移していました。

でも、今年に入り、高値更新したとたん、今までの横ばいの動きは何だったのかと思うほど、値動きがよくなりました。今では連日のように高値更新となっています。

このように、株というのはいつまでもずっと上がり続けることはありません。大きく上昇したら、しばらく休息の期間が必要です。そして休息が終わったら、再び上値追いを続けていくのです。

そしてこの休息が終わったサインというのが、過去の高値の更新なのです。
基本的に、高値超えというのは新規買いの有効なサインとなるのですが、その多くはすでに株価が大きく上昇してしまい、高値掴みのリスクも高くなっています。

でも、しばらく横ばいで株価が推移したものが上に抜けるタイミングは、25日移動平均線からのかい離もそれほどでもないことが多いので、絶好の買いタイミングとなります。

なお、直近高値超えの動きはある日突然訪れることもあります。あらかじめ直近高値超えの水準で逆指値注文を入れておくと、チャンスを逃さずに買うことが可能です。

株価が大きく上がったところを買うのではなく、横ばいからの高値更新のタイミングをとらえることで、上昇の初期段階で買うことができます。

 

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足立武志
1975年神奈川県生まれ。足立公認会計士・税理士事務所代表、株式会社マネーガーディアン代表取締役。株式投資・資産運用に精通した足立公認会計士・税理士として、個人投資家への有益な情報発信に努めている。

10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。

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