とにかく強い中小型成長株ー2020年9月2日の日本株

<今日の日本株>
9月2日の日本株は、前日の終値を終日上まわりましたが上値も重い展開となり、日経平均株価の終値は前日比109円08銭高の23247円15銭でした。
TOPIX、マザーズ指数も上昇しました。

値上がり銘柄2043に対し値下がり銘柄1704とやや値上がり優勢、年初来高値更新銘柄は63、年初来安値更新銘柄は2でした。

ADA指数は74.1%となり、前日の67.3%から上昇、久しぶりに70%台に突入しました。一旦売却した銘柄を再度の上昇トレンド入りにより買い直したものが多かったです。完全なる強気のポジションと言ってよいと思います。

 

<バブルならファンダメンタル指標は無意味?>
個別銘柄をみると、とにかく中小型成長株やIT関連株を中心に、強い銘柄がひたすら上値を追うという状況です。エムスリー(2413)、メディアドゥ(3678)、チェンジ(3962)、エラン(6099)、エス・エム・エス(2175)、ブイキューブ(3681)、ラクス(3923)、BASE(4477)、メドレー(4480)、弁護士ドットコム(6027)、アイ・アールジャパンホールディングス(6035)、日本電子材料(6855)、カチタス(8919)など・・・高値更新となる銘柄が相次いでいます。

もちろん、これらの銘柄の中には、PERで見たら100倍を大きく超えるものもあり、ファンダメンタルの面から見れば高すぎて買えない、という判断になるでしょう。

確かに、この水準から新規に買うのはどうかとは私も思いますが、安く買って保有している分には大してリスクはないと考えています。

なぜなら、すでに大きな含み益がある状態ですし、どうなったら売るのかを事前にしっかり決めておけば、売るときに多少含み益が減ったとしても問題にはならないからです(そもそも高値・天井で売ろうと思う発想が間違っています)。

私は、バブル相場は何も考えず上昇トレンドについていける人が大きく成功できると思っています。バブル相場では、実態より買われすぎることが多々ありますし、どこまで上昇するか分からず、最終的に株価が数十倍にまで達することもあります。

バブルが怖いのは、すでに大きく上昇している場面で高値掴みして、かつ適切な売却・損切りをせず持ち続けた結果株価が大きく下がって半永久的に塩漬け株になってしまうことです。

ですから、こうなることを避ければよいのです。そのためには、適切なタイミングで買う、そして売ることが必要になってきます。

そもそもバブル相場はファンダメンタルだけでみれば明らかに割高なわけですから、ファンダメンタルのみを判断材料にしてしまうと株を買って持ち続けることはできません。ファンダメンタルはある程度目をつむって、株価のトレンドに従った売買を心掛けることで、バブルで失敗することなくかつ最大限の利益を目指すことができると思っています。
もちろん、ファンダメンタルの裏付けが全くなく、赤字にもかかわらず株価が大きく上昇しているような銘柄には手を出さない方が無難であることは言うまでもありません。業績が良いがそれ以上に買われている銘柄より、業績が全然良くないのに株価だけ急上昇している銘柄の方がリスクが高いのは間違いありませんから。

 

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足立武志
1975年神奈川県生まれ。足立公認会計士・税理士事務所代表、株式会社マネーガーディアン代表取締役。株式投資・資産運用に精通した足立公認会計士・税理士として、個人投資家への有益な情報発信に努めている。

10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。

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