<ご質問>
新興市場特にマザーズ株に投資する際に注意する点など興味あります。日経225だったら企業業績、為替、ダウあたりが重要だと思うのですが、新興市場で重要な事はどういうことかなど。逆に気をつけなければいけない点など。
あと、やっぱりグロース対バリューの対比に興味があります。何度かコラムでも対比を取り上げてると思いますが、それぞれに投資する際に注意する点であったり、今どちらの方法で投資したら投資成績が良いかなど。
あと、やっぱり足立先生のPERについての見識は大変参考になるので、PERについての分析の記事などに興味があります。
こんな感じです。今後も楽しく記事読ましていただきまーす!
<回答>
ご質問ありがとうございます。
マザーズなど新興市場銘柄は、ちょうど9月4日と5日の動きを見ても分かるように、株価が短期間に急落することが多い点に注意が必要です。売るべきタイミングでしっかり売らないと、あっという間に損失が膨らんでしまいます。
グロース対バリューは、2013年後半以降今までの4年間は、圧倒的にグロースが有利になっています。
バリューが有利になる環境もいつかは来るとは思いますので私も注意深く観察していますが、今のところ(2017年9月5日時点)でその兆候はみえません。
PERについては書き始めるときりがないのですが、単にPERの数値だけをみて割高・割安と判断するとまず失敗します。この点には十分に気を付けてください。
足立武志
1975年神奈川県生まれ。足立公認会計士・税理士事務所代表、株式会社マネーガーディアン代表取締役。株式投資・資産運用に精通した足立公認会計士・税理士として、個人投資家への有益な情報発信に努めている。
10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。
10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。