＜ご質問＞
はじめまして。 ブログいつも楽しくは意見させて頂いています。 質問を募集されていたので、質問させてください。

私は、日本株でキャピタルゲイン年５％利回りを安定的に出せていないので、 高配当のある米国株への投資するか迷っています。

米国株のインカムゲイン狙いで配当利回り５％のAT&Tとかに投資して長期保有 すれば、キャピタルゲインも狙えてリスクも少なく、安定した収益を出せそうな 気がしています。

足立さんは米国株への投資リスク、メリット・デメリットをどのようにお考え なのかおしえてください。

 
＜回答＞
ご質問ありがとうございます。

私は米国株への投資は基本的に行っておりません。

なぜなら、日本株への投資で手いっぱいであり、それに加え米国株を手掛ける時間的余裕がないからです。

また、日本株だけでも十分な成果が出ているため、これ以上手広く行わなくてもよいかな、と思っています。

とはいえ、私の周りの個人投資家は、米国株へ投資している人も大勢います。米国株の個別株には、日本企業では行っていないような事業や特色を持つ会社があります。

こうした会社に投資するには、日本株だけでは不十分です。

なお、日本株も米国株も株式ですからリスクは同じようなものです。配当利回りが高い銘柄を長期保有して成功するかは不明です。配当金が減額されたり、業績が悪化すれば当然株価は下がります。

配当利回りというのは、債券の利回りとは違い、将来的に約束されたものではない点には十分に注意してください。

このあたりのケアをしっかりしたうえで米国株へ投資するのであれば、日本株と同じような考え方でよいと思います。

足立武志

1975年神奈川県生まれ。足立公認会計士・税理士事務所代表、株式会社マネーガーディアン代表取締役。株式投資・資産運用に精通した足立公認会計士・税理士として、個人投資家への有益な情報発信に努めている。

10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』（ダイヤモンド社）など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用ＥＸＰＯなどセミナー講師多数。