ご質問の回答(51)-年間利回りと逆指値の設定

<ご質問>

いつも分かりやすいご指導ありがとうございます。以下質問ですがよろしくお願いします。

(1)私のやり方が拙いせいか年間利回りは芳しくありません。株式の購入・譲渡のタイミングが良くないとは思っているのですが。もし私などが先生ご教授の売買技術をマスターしたとして株売買をする場合、どのぐらいの年間利回りが達成可能のはずと考えてよいでしょうか。

(2)逆指値として設定される数値は現在の株価の10%上または下ぐらいが適当のようですが5%位では小さすぎますか。

 

<回答>

ご質問ありがとうございます。

(1)私の手法は年間あたりにならせば、15%~20%程度の利回りは期待できるはずです。

ただ、だいぶ長期的なスパンで見ますので、年によってはほとんど利益が出なかったり、相場環境が悪ければマイナスの時もあります。

10年で1~2回くる大相場を確実に取り、そこで利益を一気に稼ぐというイメージです。

巷では、毎年確実に一定以上の利益を確保する手法があるように宣伝されていますが、実際はなかなか難しいはずです。

 

(2)逆指値の設定は、現在の株価を基準にするのではなく、25日移動平均線や、25日移動平均線の近くにある直近安値を基準にします。

例えば、25日移動平均線が1000円なら970円割れで売りとする逆指値注文や、25日移動平均線が1000円で直近安値が978円なら978円割れで売りとする逆指値注文を入れたりします。

足立武志
1975年神奈川県生まれ。足立公認会計士・税理士事務所代表、株式会社マネーガーディアン代表取締役。株式投資・資産運用に精通した足立公認会計士・税理士として、個人投資家への有益な情報発信に努めている。

10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。

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