ご質問の回答(38)-逆指値注文の使い方について

<ご質問>
おじゃまします! あすの朝がたのしみです。先生のブログが読めるからです!

その心境は「相撲取り」が呼び出しのおおきな透き通った声で自分のしこ名を呼ばれて、「ヨシッ・・・」とケツの穴もグッと締め、「ふんどしも心の透き間にも緩みがないか!」と今一度心の躍動を静かに味わえる瞬間のように9時前をブログとともに迎えているんです。ちょっと相撲取りちがうんですが・・・

毎朝の先生のブログ中の銘柄から随時実際にわたしも注文も出しましたし随分利益も獲得しまして大変感謝しております。 具体的には古川電工とかベネワンとかワールドホリディとかいっぱいです!

そんな中でたった一つ自分の買いタイミングが悪くて目先失敗しているのが6/28に買って7/5に売ったアウトソーシングです。 こんなはずはないと7/12に買ったのに上がりそうにないんでその日のうちに売ってしまいました。

しかしそれでもやっぱり「こいつは上がるッ!これが最後だ!」と7/13にまた買いました。 でもいつのこのまえのような急落が起きるわかりません。

そこで損の保険を掛けるつもりで「前日終値の半メモリ安」を「損切値」と決め「逆指値注文」を出そうと思っています! ほかにも儲けている株には同じ保険の損切り「終値ー150」とか「-200]を逆指値注文してみようようと考えています。

しかし一日の出来高が1万に満たない株はこんなやり方は「流しでひっかけらる心配ないんかなぁ・・・」とためらっています! ほんとは「買ったその日から{損切逆指値}注文を出したいぐらいです!

先生!この手は「やばい!ですか?」どうぞご指導ください、おねがいします!

 

<回答>

ご質問ありがとうございます。
買ってすぐに逆指値注文を出すことは悪くないと思います。私も銘柄によっては行ったりします。
例えば、25日移動平均線が5000円、買った値段が5200円のとき、4800円あたりに損切りの逆指値の売り注文を出すような形です。

もしくは、直近安値が25日移動平均線の下、かつ25日移動平均線とのかい離が大きくないのなら、そこを割り込んだら売り、とするようにしてもよいです。

例えば、25日移動平均線5000円、直近安値4780円だとしたら、4779円以下になったら売りとする逆指値注文を出しておきます。

なお、この方法のデメリットは、日中大きく値下がりして逆指値注文に引っかかり、そこから反発して終値では25日移動平均線の上に戻ったような場合、損失が実現したうえで、再度買い直しをしなければならないことです。ですから、私はあまり頻繁には逆指値注文は出しません。

ただ、このようなケースはそんなにしょっちゅう起こるようなものでもありませんから、起こってしまった場合は仕方ないと割り切れるのであれば実行すればよいと思います。

足立武志
1975年神奈川県生まれ。足立公認会計士・税理士事務所代表、株式会社マネーガーディアン代表取締役。株式投資・資産運用に精通した足立公認会計士・税理士として、個人投資家への有益な情報発信に努めている。

10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。

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