ご質問の回答(12)

<ご質問>

いつも足立先生のブログやコラムや投資講座の動画を見て、先ずは勝ち組二流投資家になろうと勉強させていただいています。
ブログのことでの質問ではなくて、楽天証券の足立先生の株式投資講座6回目を再度見ての質問ですが、足立先生が視聴者の質問のデイトレードやスイングトレードで、「私はトレードとかトレーダーという言葉は嫌いなので使わないのですけれど」と言っていましたが、その理由はなぜですか。

<回答>
私が「トレード」とか「トレーダー」という言葉を使わないのは、私の実践している株価トレンド分析という投資手法・スタイルが「トレード」と呼ぶにふさわしくないからです。

ネットでは、様々な投資手法・スタイルが紹介されています。その中で「トレード」や「トレーダー」という言葉が用いられている場合、ほぼ100%の割合で、デイトレードやスイングトレードといった短期売買についての説明がなされています。
つまり、私の中では「トレード」や「トレーダー」は短期売買を指す言葉であって、私自身短期売買を行ってはいないためこれらの言葉を使いたくないのです。

もう1つの大きな理由は、個人投資家の方が私の投資手法について誤解を招く恐れがあるためです。
私と同様、多くの個人投資家の方にとって、「トレード」や「トレーダー」という言葉は短期売買を志向するものとして印象付けられていると思われます。
しかし、デイトレード、スイングトレードなどの短期売買と、私が実践している株価トレンド分析とは、その投資手法・投資スタイルからして全くの別物です。

おそらく、短期売買を志向する方が私の実践する株価トレンド分析を用いてもうまくいかないと思います。
ですから、短期売買をしたい方が私の書籍、楽天証券等のコラム、本ブログ等で書いてあることを参考にされると、私にとっても本望ではありませんし、個人投資家の方にとっても役に立たない、ということになってしまいます。

短期売買志向の方は、私の発信する情報ではなく、短期売買向けの解説を参考にしてもらいたい、そうした思いから私は書籍でもコラムでもブログでも「トレード」「トレーダー」という言葉を用いて説明することは一切しておりません。
このような趣旨ですので、ご理解いただければ幸いです。

足立武志
1975年神奈川県生まれ。足立公認会計士・税理士事務所代表、株式会社マネーガーディアン代表取締役。株式投資・資産運用に精通した足立公認会計士・税理士として、個人投資家への有益な情報発信に努めている。

10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。

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