<ご質問>
お世話になります。いつもFacebook・ブログ・楽天コラムを読ませて頂いています。
むしろ他の方のコラムや四季報のトップにでているニュースでブレるのが嫌なのであまり見ていません。
大変恐縮ですが、希望と質問がありましたのでメールをさせて頂きました。
先のブログで先生の質問への回答で、今後のセミナーや株式投資塾の開催を予定しているとの事でしたね。私自身、地方に住んでおり仕事も不規則なので日程が合うかわかりません。可能であればWEBセミナーをお願いできればと思います。
先生のブログを拝見していると25日線が下向きでも25日線を超えたら仕掛けているように感じました。25日線の向きは大切かと思い、上向きの銘柄や下向きでも一回超えて落ちてきてから仕掛けた方が良いのかと思っていましたが、そういう銘柄に限って一度超えたら25日線近く(自分の中では3%以内で陽線)まで戻ってきません。
先生はどの程度25日線の向きを考慮されているのでしょうか?
四季報について
情報は早い方が良いのかと考えて今年から四季報オンラインに加入しました。
先生はどのようにお使いになっているのでしょうか?
最後になりますが、いつも情報発信ありがとうございます。大変勉強させて頂いております。
もし差し支えなければご教授頂きたいのですが、先生もお仕事をされてお忙しい中とは思いますが、それでも私達個人投資(私は本当に初心者ですが)のために尽力してくださるのは何ゆえでしょうか。
お忙しいとは思いますが、お体に気をつけて頂ければと思います。
質問について大変お手数ですが、ご教授頂ければと思います。
宜しくお願い致します。
<ご回答>
ご質問ありがとうございます。ご返信大変おそくなりました。
まず、セミナー・株式投資塾につきましては、まだ立ち上げの段階でして、当面は東京近辺でのライブ開催ということになります。皆様からのご要望などを踏まえ、順次改善していくつもりですのでよろしくお願いいたします。
25日移動平均線の向きですが、私は25日移動平均線を明確に超えれば、25日移動平均線自体が下向きであっても新規買いしてしまいます。重要度が高く、上昇トレンドになれば絶対買う、という位置づけの銘柄は、特にその傾向が強いです。
ただし、25日移動平均線が下向きの銘柄は、一度25日移動平均線を超えても、すぐに頭打ちになり、再度25日移動平均線を割り込むことも結構頻繁に起きます。そうなれば損切りとなってしまいます。
結局は頭打ちから下落し、損切りとなるリスクと、買いたいのにそのまま上昇してしまって買えないというリスクを天秤にはかり、どちらを回避したいかによって決めるしかないと思います。
最近の私は、全般が長期上昇トレンドであることもあって、後者のリスクをより回避したいという気持ちが強いです。
四季報オンラインについては、私は最近は正直なところあまり使っていません。最近はウォッチ銘柄が増えてしまい、新しく銘柄を発掘する時間があまり取れないためです。
もし使うのであれば、気になったワード(例えば「人工知能」とか「自動運転」など、ニュースに良く出てきて今後の伸びが期待できるテーマ)でスクリーニングして、関連銘柄を探すとか、各種ランキングなどで業績が伸びている銘柄や割安な銘柄を探す、というのが中心になると思います。あとは、決算情報がタイムリーに更新されるので、ウォッチ銘柄の決算のチェックなどですね。
なお、ご質問者様は大丈夫そうですが、四季報オンラインのトップページは、情報量が非常に多いため、それが逆に投資判断をするうえでの障害になる可能性があります。個人的には、「情報量が多い=良いサイト」とは思いません。連載記事の内容も、「煽り記事」や「根拠に乏しい決め打ち予測」「今日のおススメ銘柄」など、投資経験の乏しい個人投資家が読むと逆に混乱してしまうものも見受けられます。情報を取捨選択して読むことが苦手であれば、あまり連載記事をあれもこれも、と見ない方が良いと思います。
最後のご質問は、私が長年株式投資をしてきて、本当に個人投資家のために役立つ情報・知識を発信している人が非常に少ないこと、「胡散臭い」「怖い」といった株式投資のイメージを変え、1人でも個人投資家が株式投資を楽しみ、かつ成果が出るようになるためのお手伝いがしたいと思ったからです。
株式投資は学校では教えてくれません。それなのに正しいやり方を学ぶ場所がほとんどありません。近日中に株式投資塾の開講を予定しているのも、書籍やコラム、ブログといった文章ではなく、対面式で私が実際に行っている投資手法などをお伝えした方がより伝わりやすいと思ったからです。
1人でも多くの個人投資家が自立した投資家となり、株式投資を、そして人生を楽しんでもらう、そのためのお手伝いをするのが私のライフワークです。
10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。