<今日の日本株>
11月16日の日本株は大きく上昇、日経平均株価の終値は前日比194円06銭高の17862円21銭でした。TOPIXも大幅上昇、マザーズ指数は2%を超える上昇となりました。
個別銘柄の状況をみても、値上がり2711に対し値下がり779と全面高に近い状況、年初来高値更新銘柄125に対して年初来安値更新銘柄はわずか3でした。今のところ、何も問題や懸念材料は生じていません。
今日のADA指数は47.6%となり、前日の37.1%から大きく上昇しました。日に日に上昇トレンド入りの銘柄が増えているため、それらを新規買いした結果のADA指数上昇です。
<メガバンクの上昇が止まらない>
トランプ大統領誕生後見違えるように上昇を続けている銀行株、特にメガバンクの上昇が止まりません。今日も3大メガバンクは軒並み5%超の上昇となりました。昨日「今から銀行株を買う場合どうすればよいか」と題してブログを更新していますが、この方法が通用したのは今日の寄り付きだけでした。メガバンクであればどの銘柄もすでに25日移動平均線からのかい離が10%を大きく超えているため、ここからの新規買いはリスクが高くなります。
銀行株をはじめ、いわゆる大型株が値を飛ばしています。三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306)は今日1日の売買代金が1893億円もありました。これだけの売買代金をつけながら株価が大きく上昇するというのは、大きな資金が株式市場で動いている証拠です。
大きな資金は例えばニトリホールディングス(9843)のような優良株では受け止めることができません。ニトリホールディングスの今日の売買代金は54億円ですから、1000億円単位の資金が入ったらあっというまに株価はストップ高になってしまうでしょう。
全面高の相場ともなれば、最終的にどの銘柄にも資金が入って株価は上昇するはずですが、やはりその相場の中心銘柄や中心テーマをいち早く見つけ、それに注力することが大きな利益を取るためには必要です。
まだテーマ株は出てきていない模様ですが、変化の兆候を探るべく、日々個別銘柄の株価ウォッチを続けていきます。それまでは、銀行株、証券株をはじめとした大型株への投資を強めるつもりです。
10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。