2月10日の日本株

週明け2月10日の日本株は、日経平均株価が寄り付き下げて始まった後は持ち直し、わずかながらプラス引けとなりました。終値は先週末比14円15銭高の38801円17銭でした。
TOPIXは下落しましたが、東証グロース市場250指数は大幅に上昇しました。

値上がり銘柄2309に対し値下がり銘柄1751とやや値上がり優勢、昨年来高値更新銘柄は37 、昨年来安値更新銘柄は24でした。

ADA指数は42.5%となり、先週末の46.8%から低下しました。決算発表などにより株価が下落した保有株の売却を行ったことなどによるものです。

引き続きグロース銘柄に期待

個別銘柄をみると、川崎重工業（7012）が高値更新となるなど、プライム市場銘柄にも強いものはありますが、全体的にみればグロース市場銘柄に強さを感じます。

勿論、グロース市場銘柄であれば何でも上がる、というわけではなく、業績をしっかり見極める必要がありますが、好業績にもかかわらず株価が今まで軟調だったものの立ち上がりの上昇初期は買い時となりますので、注目しておくべきでしょう。

ただし、決算発表シーズンですので、決算発表直前の買いはあまりお勧めしません。決算内容によってはあっという間に20％、30％と下落してしまうことも珍しくありませんので。

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足立武志

1975年神奈川県生まれ。足立公認会計士・税理士事務所代表、株式会社マネーガーディアン代表取締役。株式投資・資産運用に精通した足立公認会計士・税理士として、個人投資家への有益な情報発信に努めている。

10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』（ダイヤモンド社）など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用ＥＸＰＯなどセミナー講師多数。