とりあえず急騰後の一服ー2021年11月2日の日本株

11月2日の日本株

11月2日の日本株は、安く寄り付いた後は弱含みの小動きとなり、日経平均株価の終値は前日比126円18銭安の29520円90銭でした。
TOPIXも下落しましたがマザーズ指数は上昇しました。

値上がり銘柄1392に対し値下がり銘柄2451と値下がり優勢、年初来高値更新銘柄は60、年初来安値更新銘柄は29でした。

ADA指数は66.3%となり、前日の62.1%から少し上昇しました。25日移動平均線超えの銘柄の新規買いやヘッジ売りの返済の一方、25日移動平均線割れの銘柄は売却した結果、トータルのポジションは少し増えたという感じです。

この程度の下落は想定内だが

個別銘柄をみると、スノーピーク(7816)、FRONTEO(2158)、インフォマート(2492)、トリドールホールディングス(3397)、ケイアイスター不動産(3465)、リクルートホールディングス(6098)、ジェイリース(7187)など高値更新となる銘柄もそこそこありました。

下落銘柄も多く、私の持ち株も高安まちまちで、トータルするとプラマイゼロ、という感じでした。月曜日に大きく上昇した割には底堅い動きで、この程度は想定内です。

あとはここから上値追いをしてくれるかどうかが重要で、逆にしぼんでしまった場合は、せっかくふくらませたポジションを再び縮小することになります。
上昇の初動と思われる動きに乗った場合、それが不発となる可能性も多々ありますが、中には本物が混じっています。したがって、不発だった場合しっかり損切りして逃げておけば、本物に当たったときの大きな利益で損切りによる小さな損失を十分カバーできます。私の投資手法はこの考え方によっています。

ただ、今年のような横ばいのトレンドが続くとなかなか厳しいのが正直なところでして、明確な上昇トレンドが来てほしいなとはずっと思っています。まあ、株価は自分自身ではコントロールできませんから他力本願になってしまうのは仕方ないことで、私たちにできることといえば、ルールを守って損失は小さく、利益は大きく出せるようにし、トータルでプラスに持っていけるような手法を継続して実行することです。

少なくとも、買った後株価が下落を続けている銘柄を我慢して持ち続けるのは極めて危険ですし、もし本格的な下げ相場となったら目も当てられないような損失になります。バブル崩壊後30年で日経平均株価は3回60%下落しています。今後同じような下げがきた場合、日経平均株価は12000円、個別銘柄に至っては5分の1とか10分の1になるものも続出するでしょう。でも底打ちした後の上昇の初動こそが大チャンスになります。
大チャンスをつかむためには、買った後値下がりが続くものを持ち続けていてはならないのです。株式投資に限らず全ての投資は、価格が暴落したときにキャッシュを持っている人が勝ちます。25日移動平均線割れで売却というルールを絶対に守れる人は、暴落時はキャッシュほぼ100%になっているはずですから、勝者になれるのです。
もちろん、暴落せず株価が上昇したとしても、上昇トレンドの株は持ち続けますから利益を伸ばすことができます。株価が上昇しても利益を出せるし、株価が暴落しても生き残ってその後のチャンスをつかめる、それが25日移動平均線ルールなのです。

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足立武志
1975年神奈川県生まれ。足立公認会計士・税理士事務所代表、株式会社マネーガーディアン代表取締役。株式投資・資産運用に精通した足立公認会計士・税理士として、個人投資家への有益な情報発信に努めている。

10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。

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