日経平均株価1000円超の下落にー2024年11月1日の日本株と今週の投資戦略

11月1日の日本株

11月1日の日本株は、寄り付きから大きく下落し、その後も下げ幅を広げる展開となりました。日経平均株価の終値は前日比1027円58銭安の38053円67銭と、1000円超の下落となりました。
TOPIX、東証グロース市場250指数も下落しました。

値上がり銘柄937に対し値下がり銘柄3114と値下がり優勢、年初来高値更新銘柄は14、年初来安値更新銘柄は9でした。

ADA指数は29.5%となり、前日の45.0%から大きく低下しました。本日の下落により、直近で購入した銘柄の多くが25日移動平均線割れとなったため、それらを売却したことによります。

日経平均株価は当面横ばいか

個別銘柄をみえると、FPG(7148)など高値更新となる銘柄もありますが、総じて軟調な展開で、25日移動平均線を400銘柄ほどが新たに割り込みました。

日経平均株価も25日移動平均線を再び明確に割り込みましたが、チャートそのものの形状をみると、横ばいの動きのようにも見えます。

横ばいの動きが続くと、25日移動平均線を超えたり割ったりしますので、25日移動平均線を基準に売買をすると損切りが積み重なりやすくなります。
したがって、日経平均株価が25日移動平均線を割り込んでいるときに、上昇トレンドの強い銘柄の押し目買いを行う、といったような工夫が必要となります。

私自身は1日の下落で保有株の3分の1ほどは売却しましたが、逆にいえば3分の2はまだ残っています。日経平均株価が再び明確に25日移動平均線を割り込んでいるにもかかわらず強い銘柄も結構ありますから、それらが上昇トレンドを継続する限りは保有していくつもりです。

今週はいよいよアメリカ大統領選挙が行われます。その結果により日本株の先行きにも大きく影響を及ぼすと思いますので、選挙後の株価の動きには大いに注目したいものです。

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足立武志
1975年神奈川県生まれ。足立公認会計士・税理士事務所代表、株式会社マネーガーディアン代表取締役。株式投資・資産運用に精通した足立公認会計士・税理士として、個人投資家への有益な情報発信に努めている。

10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。

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