ニューヨークダウ再び1000ドル超下落ー2018年2月8日の日本株

<今日の日本株>
2月8日の日本株は終日堅調な動きで、後場上げ幅を拡大しました。日経平均株価の終値は前日比245円49銭高の21890円86銭でした。
TOPIXも上昇、マザーズ指数は3%超の大幅高となりました。

値上がり銘柄2827に対し値下がり銘柄910と全面高に近い展開、昨年来高値更新銘柄は21、昨年来安値更新銘柄は30でした。

ADA指数はマイナス0.2%となり、前日のマイナス8.7%から上昇しました。25日移動平均線を超えた銘柄の新規買いや買い戻しを実行したためです。ただ、まだまだ下降トレンドにとどまっていて、買える状態に達していない銘柄がほとんどです。

 

<「下げ止まった?」は考えない>
個別銘柄をみると、ジャパンインベストメントアドバイザー(7172)、MCJ(6670)など高値更新している銘柄もありますが、大部分は反発はしているものの25日移動平均線を割り込んでいる状態です。

私は、例え今買えば安く買える可能性があるとしても、25日移動平均線を超えてくるまでは手を出さないと決めています。なぜなら、25日移動平均線を株価が超えてこなければ株価が下げ止まったといえないケースが多々あるからです。
現在は2月9日の朝ですが、昨晩のニューヨークダウは、先日に続き再び1000ドルを超す大幅な下げとなりました。これを受けて、本日の日本株も大幅安で始まりそうです。

しかし、私は昨日25日移動平均線超えの銘柄を多少買ったものの、資産の大部分をキャッシュにしており、ここから株価がさらに大きく下落したとしても小さいロスで乗り切ることができます。

株式投資塾の塾生さんも、私と同じように、月、火で保有株の大部分を売却しているため、ここからどんなに株価が下落しようと、涼しい顔で眺めていることができます。

 

ただ、残念ながら私の塾生さんではなく、私のブログやメルマガも見ていない個人投資家の方の話を聞くと、月、火の下落で何も動けなかったという方が非常に多いです。

そして、「そろそろ下げ止まったかな?」とか「いくらまで下がる?」という質問を私に投げかけてきます。

でも、私からすればこうした質問は愚問です。なぜなら、いつ下げ止まるか、いくらまで下がるかなど、正確に予想することなどできないことを、私は20年の投資経験からいやというほど思い知らされているからです。今回の下落も、事前に予想していた専門家・評論家は皆無でしょう。

だからこそ、株価の将来を予想するのではなく、25日移動平均線を割り込んだら売り、超えたら買うという、客観的・機械的なルールに基づいて淡々と売買しているのです。
今も、テレビでコメンテーターが「企業業績は良いのでそろそろ下げ止まるはず」と話していますが、はっきり言ってそんなコメントを当てにしてはいけません。

リーマンショックのときもそうでしたが、株価下落前に堅調な企業業績であっても、株価の急落によって実体経済に悪影響を及ぼし、企業業績までも悪化してしまうということも十分起こり得るからです。

自分の財産を守るのは自分自身しかいません。はっきり申し上げて、今回の株価下落は十分に対応可能なレベルです。
もし、今回の下落が長期下落相場の入口だとしたら、どうしますか?常に大きく負けないことを第一に考えた投資行動を心掛けるようにしてください。

 

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足立武志
1975年神奈川県生まれ。足立公認会計士・税理士事務所代表、株式会社マネーガーディアン代表取締役。株式投資・資産運用に精通した足立公認会計士・税理士として、個人投資家への有益な情報発信に努めている。

10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。

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