9月6日の日本株
9月6日の日本株は、寄り付き上昇して始まったもののその後は下げに転じ、後場は下げ幅を広げる展開となりました。日経平均株価の終値は前日比265円62銭安の36391円47銭でした。
TOPIX、東証グロース市場250指数も下落しました。
値上がり銘柄1083に対し値下がり銘柄2979と値下がり優勢、年初来高値更新銘柄は30、年初来安値更新銘柄は10でした。
ADA指数は17.5%となり、前日の29.8%から低下しました。株価下落に伴い保有株を売却したのと、下降トレンド銘柄の空売りを実行しました。
週末の先物は急落
個別銘柄をみると、やまみ(2820)、タカラトミー(7867)などが高値更新となりましたが、全体的には25日移動平均線割れ銘柄がさらに200ほど増加し、25日移動平均線超え銘柄とほぼ同数まで増えています。
そして週末の日経平均先物は、アメリカ株下落に加え円高が進行したこともあり、35150円と、週末の日経平均株価の終値と比べるとさらに1200円以上の急落となっています。
日経平均株価は25日移動平均線を割り込んだ後も反発力に乏しい展開となっていますが、週末の日経平均先物の動きを見る限り、再び二番底形成へ向かって下落していくという方向性がより明確になったと感じます。
アメリカ国債は2年物利回りが10年物利回りを上回る、いわゆる「逆イールド」の状態が長らく続いていましたが、いよいよ明確に逆イールドが解消される動きとなっています。
過去をふりかえってみると、逆イールドが解消された後、アメリカはリセッション(景気後退)に入っていて、株価は実際に景気後退に入る前に大きく下げ始めるでしょうから、ここからの下げには強い警戒が必要です。
次回FOMCでは利下げ幅が0.25%はすでに織り込み済みで、0.5%までの利下げを予想する専門家も少なくありません。この利下げ後に株価はどう反応するかにも注目したいものです。株価が上昇する施策を打ったにもかかわらず株価が下落するような場合は、いよいよ景気悪化を株価が織り込み始めたとみて良いと思います。
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