６月３日の日本株

６月３日の日本株は、寄り付きから大きく上昇し、その後も高値圏で推移しました。日経平均株価の終値は先週末比４３５円１３銭高の３８９２３円０３銭でした。
TOPIXも上昇しましたが東証グロース市場２５０指数は小幅に下落しました。

値上がり銘柄２５９５に対し値下がり銘柄１４１６と値上がり優勢、年初来高値更新銘柄は１６５、年初来安値更新銘柄は６でした。

ADA指数は５２．４％となり、先週末の４８．２％から上昇しました。上昇トレンド銘柄の新規買いなどを行ったことによるものです。

銀行株が強い

個別銘柄をみると、名村造船所（７０１４）、伊藤忠商事（８００１）のほか、コンコルディア・フィナンシャルグループ（７１８６）や、三菱UFJフィナンシャル・グループ（８３０６）、三井住友フィナンシャルグループ（８３１６）、みずほフィナンシャルグループ（８４１１）のメガバンク３社が揃って高値更新するなど、高値更新銘柄がだいぶ増えてきました。

一方で安値更新銘柄は６銘柄まで減少しており、ひとまずは上昇がどこまで続くかを見極める局面になっています。

本日の動きは、上昇トレンドのものがさらに値を伸ばすという二極化相場の状況に戻ってしまっていますが、ここからのグロース市場銘柄の復調を期待したいと思います。グロース市場銘柄は、日経平均株価が下がっているときに上昇することが多いため、今回もそのような傾向がみられるかにも注目していきたいと思っています。

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足立武志

1975年神奈川県生まれ。足立公認会計士・税理士事務所代表、株式会社マネーガーディアン代表取締役。株式投資・資産運用に精通した足立公認会計士・税理士として、個人投資家への有益な情報発信に努めている。

10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』（ダイヤモンド社）など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用ＥＸＰＯなどセミナー講師多数。