TOPIX優位の動き続くかー2025年1月31日の日本株と今週の投資戦略

1月31日の日本株

週末かつ月末の1月31日の日本株は、前日終値近辺での小動きに終始し、日経平均株価の終値は前日比58円52銭高の39527円49銭でした。
TOPIXも上昇しましたが、東証グロース市場250指数は下落しました。

値上がり銘柄1897に対し値下がり銘柄2117とほぼ拮抗、昨年来高値更新銘柄は46、昨年来安値更新銘柄は8でした。

ADA指数は40.8%となり、前日の36.7%から上昇しました。上昇トレンド銘柄の新規買いや、空売りの買戻しなどを行ったことによるものです。

TOPIX優位の展開が続けば個人投資家に有利だが

個別銘柄をみると、1月29日のピーク時に比べると多少弱まっているものの、引き続き全体の3分の2近くの銘柄が上昇トレンドとなっており、状況は悪くありません。
また、日経平均株価とTOPIXの日足チャートを見比べてみると、直近では日経平均株価よりTOPIXの方が強い動きになっていることが分かります。

通常、日経平均株価よりTOPIXが強い状態の方が、個人投資家にとって利益を上げやすい相場になりますので、現時点でその兆候が見られるということは、今後に期待したくなります。

一方、トランプ大統領がカナダ、メキシコに25%の関税をかけるという報道もあり、週明けの日本株は大きく下げて始まりそうですが、売り一巡後の強さがどの程度なのか、注目してみていきたいと思います。

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足立武志
1975年神奈川県生まれ。足立公認会計士・税理士事務所代表、株式会社マネーガーディアン代表取締役。株式投資・資産運用に精通した足立公認会計士・税理士として、個人投資家への有益な情報発信に努めている。

10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。

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