5月28日の日本株

5月28日の日本株は、寄り付き直後上昇したもののすぐ売りに押され、その後は軟調な展開となりました。日経平均株価の終値は前日比44円65銭安の38855円37銭でした。
TOPIX、東証グロース市場250指数は上昇しました。

値上がり銘柄1924に対し値下がり銘柄2029とほぼ拮抗、年初来高値更新銘柄は101、年初来安値更新銘柄は58でした。

ADA指数は58.9％となり、前日の52.4％から上昇しました。株価が上昇トレンドに転じた銘柄の新規買いなどを行ったことによるものです。

高値更新銘柄が増加

個別銘柄をみると、日本電気（6701）、川崎重工業（7012）、古河電気工業（5801）、りそなホールディングス（8308）、三井住友フィナンシャルグループ（8316）などが高値更新となりました。引き続き二極化相場が継続していて、弱い株が上げに転じるという動きはあまり見られなかった一方、上昇トレンド銘柄がさらに値を伸ばして高値更新をする、というケースは目立ったように感じます。

引き続き、東証プライム市場の大型株が高値更新の中心となっており、そうした銘柄を保有できているのであれば、上昇が続く限り保有キープしたいものです。一方、上昇トレンドが崩れて雪崩のように下げに転じる銘柄もありますので、損失が拡大しないよう、下降トレンドに転じたら速やかに売るようにしましょう。

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足立武志

1975年神奈川県生まれ。足立公認会計士・税理士事務所代表、株式会社マネーガーディアン代表取締役。株式投資・資産運用に精通した足立公認会計士・税理士として、個人投資家への有益な情報発信に努めている。

10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』（ダイヤモンド社）など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用ＥＸＰＯなどセミナー講師多数。