うかつに手を出せないー2020年3月19日の日本株と今週の投資戦略

<3月19日の日本株>
3連休を控えた3月19日の日本株は、朝方大幅高で始まるもそこからじり安となり、日経平均株価の終値は前日比173円72銭安の16552円83銭でした。
TOPIXは上昇、マザーズ指数は大幅安となりました。

値上がり銘柄1606に対し値下がり銘柄2310と値下がり優勢、昨年来高値更新銘柄は5、昨年来安値更新銘柄は361でした。

ADA指数は7.0%となり、前日の0.4%から上昇しました。25日移動平均線を超えた銘柄や、売られすぎと判断したREITなどを買ったことによるものです。まだまだ何が起きてもおかしくないので、失敗しても致命傷にならない範囲内での投資にとどめています。

 

<まだマーケットは最悪の事態までは織り込んでいないのでは>
個別銘柄をみると、まだまだ安値更新となる銘柄が大量にあり、全体的には底打ちしていないものの、ちらほらと、25日移動平均線を超えてきた銘柄が出現しています。また、指数についても日経平均株価はソフトバンクグループ(9984)の大幅安などの影響で弱い一方、TOPIXは終日強く、5日移動平均線を超えてきました。

ただ、週末のアメリカ株は再び大きく下落しており、底打ちしたとは言えない状況です。

確かに各種テクニカル指標からみれば、とっくに底打ちして反発に転じてもおかしくないのですが、一向に反発しません。新型コロナウイルスに関する悪いニュースが毎日のように出てきており、まだマーケットが最悪の事態まで織り込んでいないためにダラダラとした下げが続いているように思います。

とすれば、テクニカルからピンポイントに底打ちを狙いに行くのはもはやギャンブルでしかなく、実際にここまでそれを行って勝負に行った個人投資家が次々と撃沈していることからしても、もう底打ち狙いはやめた方が無難だと思います。

私自身も、少額の資金ではありますが、底打ちを狙いにいきました。その結果、実際に反発したものもありますが、底割れするものも多く、トータルではマイナスでした。同じようなチャートの形をしていても、どれが反発し、どれが底割れするかを事前に予測することができないのです。

そこで私は、底値を安く買うことはあきらめ、いつも通り25日移動平均線を超えたもの、どうしても安くほしいものについては最低でも5日移動平均線を超えたもののみを買うようにしました。安く買おうとしたつもりが、逆に底割れして損失となるケースが多いので、25日移動平均線を超えてきた強い銘柄を買った方が逆に投資成果が高まるとみています。

日本株が反発したから底打ちと思って大量に買ったら、夜のアメリカ株が暴落して青ざめる・・・こんなことがいつ起こってもおかしくないのが今のマーケットです。とにかく無理をして勝負に行かないようにしましょう。こんなクレイジーな相場で、まともに勝負に行っても餌食になるだけですから。

 

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足立武志
1975年神奈川県生まれ。足立公認会計士・税理士事務所代表、株式会社マネーガーディアン代表取締役。株式投資・資産運用に精通した足立公認会計士・税理士として、個人投資家への有益な情報発信に努めている。

10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。

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