4月2日の日本株
4月2日の日本株は、朝方大きく上昇するもすぐに頭打ちとなり、日経平均株価の終値は前日比35円82銭高の39838円91銭でした。
TOPIXは下落、東証グロース市場250指数は3%近い大幅安となりました。
値上がり銘柄799に対して値下がり銘柄3337と全面安に近い状況、年初来高値更新銘柄は32、年初来安値更新銘柄は139でした。
ADA指数は38.2%となり、前日の44.3%から低下しました。株価下落に伴い、移動平均線割れとなった保有株を売却したことなどによるものです。
急速にマーケット環境が悪化
個別銘柄をみると、圧倒的に値下がり銘柄が多く、事実上は値を下げた1日となっています。また、上のように年初来安値更新銘柄が139と急増しています。3月までと4月以降とで、集計期間が異なるので4月以降年初来高値・安値更新銘柄が増えやすいという特徴はあるのですが、それでも日経平均株価が今年に入ってから大きく上昇しているにもかかわらず、今年に入ってからの安値更新銘柄がこれほどまでに多いということは、日本株の実態は二極化相場に近いといえます。
特に東証グロース市場250指数が壊滅的で、小型成長株はかなり売り込まれて割安に感じるものが数多くあるものの、そこからさらに売られているという状況です。
したがって、安いと思っても安易に手を出さず、下げ止まって上昇トレンドに転じてから買っても遅くないと思いますし、仮に日経平均株価も天井を付け下落を始めるとなった場合、小型成長株だけ下がらないというわけにはいかないと思います(下げ率は相対的に小さくなるかもしれませんが)
他方、この程度の調整は押し目となる可能性も高く、実際に3月も日経平均株価が25日移動平均線を一時割り込んだものの底から反発して高値更新したという経緯もあります。
今は上、下、どちらに向かってもおかしくない微妙な局面ですので、予想するのではなく動いた方向についていくのが無難です。
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