４月１１日の日本株
４月１１日の日本株は、円安進行も追い風となり、寄り付きから日経平均株価が大きく上昇して２８０００円を一時回復しました。後場はややだれたものの、終値は前日比２８９円７１銭高の２７９２３円３７銭でした。
TOPIX、マザーズ指数も上昇しました。
値上がり銘柄２７１１に対し値下がり銘柄１１４１と値上がり優勢、年初来高値更新銘柄は７７、年初来安値更新銘柄は１６でした。
ADA指数は９．９％となり、前日のマイナス７．５％から大きく上昇してプラス圏に復帰しました。空売りを減らし、新規買いを行ったことによるものです。まだ下降トレンドが継続している銘柄も結構あるため、空売りもそこそこ残っています。
直近高値の突破なるか？
個別銘柄をみると、物語コーポレーション（３０９７）など高値更新となるものも散見され、上昇トレンドへ転じる銘柄が増加しています。
日経平均株価は先週２８３００円どころで頭打ちと思われましたが、もし今秋以降ここを超えてくると、意外高も期待できるかもしれません。
巷では、アメリカのリセッションや、世界的な景気後退を懸念して株価が大きく下落すると予想する投資家が増えているようで、中には空売りを積極的に実行している投資家もいると思います。彼らの空売りが、株価上昇により踏みあげられてからの本格的な株価下落になるかもしれません。無論、実際にどのような動きになるかは分かりませんので、引き続き上昇トレンド銘柄は保有し、下降トレンド銘柄は売却ないし空売りすることで、株価がどの方向に動いても対処できるようにしておきたいと思います。
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10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』（ダイヤモンド社）など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用ＥＸＰＯなどセミナー講師多数。
