裏金問題の株価への影響を注視ー2023年12月8日の日本株と今週の投資戦略

12月8日の日本株

メジャーSQだった12月8日の日本株は、寄り付きから大きく下げて始まり、その後も下げ幅を広げる展開となりました。日経平均株価の終値は前日比550円45銭安の32307円86銭でした。
TOPIXも大きく下落、東証グロース市場250指数も下落しました。

値上がり銘柄805に対し値下がり銘柄3292と全面安に近い展開、年初来高値更新銘柄は35、年初来安値更新銘柄は77でした。

ADA指数は19.6%となり、前日の29.3%から低下しました。株価の大幅な下落に伴い、移動平均線割れとなった保有株を売却したことなどによるものです。

日本株の弱さが目立つが・・・

個別銘柄をみると、パルグループホールディングス(2726)、クスリのアオキホールディングス(3549)が高値更新となるなど、全面安までには至っていないものの、25日移動平均線をこの日割り込んだ銘柄は600近くに達しており、特にプライム市場銘柄に、チャート形状が著しく悪化するものが目立っています。

週末の日経平均先物は大きく反発しており、今回の下落がここで止まる可能性もありますし、日経平均株価の半年ほどのチャートをみると、横ばい相場の動きの中間地点に戻ってきたにすぎないことも考えると、「ここで止まるかもしれないし止まらないかもしれない」といった、どう動いても不思議でない株価位置にあります。

それでも、個別銘柄は日経平均株価よりさらに弱い動きのものが目立ち、日経平均株価よりこちらの方を重視した方が良いように感じます。

円高進行もあり、アメリカ株と比べ、日本株の弱さが目立ちますが、週末に一気に裏金問題が本格化してきており、週明けの株価の動きには注目したいところです。

引き続き無理をせず、強い個別銘柄には乗るけれども全力勝負には行かず、いざとなったらすぐ撤退できるようなポジションで様子をみたいと思います。

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足立武志
1975年神奈川県生まれ。足立公認会計士・税理士事務所代表、株式会社マネーガーディアン代表取締役。株式投資・資産運用に精通した足立公認会計士・税理士として、個人投資家への有益な情報発信に努めている。

10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。

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